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二十四節気<大寒>

冬季の最後の二十四節気「大寒」。
大寒とは、小寒などその期間を指すのではなく、その日一日を指す言葉です。
「厳寒を感ず」とありますが、この日に相応しく本当に寒い!!


気象庁の過去のデータを見ても、1年で最も寒い季節です。
ここ30年で積雪が観測されるのが最も多いのがこの頃から2月の中旬です。


新年を迎えてからというものの、朝、仕事をしていても、寒さの種類が違います。
寒さが苦手な私にとっては、 すっ、すばれるぅぅ。。。と手がかじかみます。
特に夜明け前から明けた後の寒さたるやありません!!
そこにぴゅぅぅ~~~~っと風が吹くものなら きゃぁぁぁぁ~~~~~ >_<


でも、一方でそのほんの数十分の間のピンと張り詰めた静寂と寒さの中に、
真理があるようにも思えます。
時にわざと寒さの中に立ってみて、耳を澄ませます。
だんだん土のエネルギーが高まってきているようにも感じるのです。


七十二項を見れば、沢の水は凍っていますが、ふきの花が咲き、鶏が卵を産み始めるとあります。
大寒を過ぎ、2週間もすれば立春です。
そして、さらに2週間すると春一番が、間もなく春2番がすぐに吹くと
芽吹きの季節がやってくると、御厨の親方ウチダは教えてくれます。
春一番、二番は 木や動物に「おきなさい!」と揺り起こす目覚ましと。


大寒のこの寒気を利用した食べ物はこの時期に仕込むそうです。
例えば、凍り豆腐や寒天、酒や味噌などです。
節分までに味噌は仕込んだほうが良いと聞きました。
今年は味噌を仕込んで見たいものです。


いつも同じコートに袖を通すことも そろそろ飽きてきましたが、
最後まで気を抜かずに冬を乗り切りましょう!
ほら、春はそこまで来ていますから!今日、1輪咲きました。
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でも、やっぱり花が咲き始めたら、春色をまとって かろやかに出かけたい!!


写真は17日に行われたやさい塾のお料理です。
親方ウチダの料理は食べる方も、食べられる方(野菜たち)も幸せメニュー。
○ほうれん草のパスタ
○トマトの同種和え ディアブル風
○冬野菜の葛寄せ
○根菜のミネストローネ
○バケット
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プロフィール

矢嶋文子

調理師。“良い食事は人を笑顔にする魔法“と食、特に味覚教育に関心を持つ。現在、築地御厨(青果卸店)内田悟、Convivialete Miyagawa宮川順子に師事。MIIKU(日本味覚育成協会)GM。

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