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食&農 アーカイブ

2008年03月30日

食農 ぷろじぇくとX 壱

なにやら宴会の様子。時は3月下旬のX日、
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地元JAの青年部という組織の支部が秘密の会議を盛大?にやっています。

今後ブログの中でも紹介していきたいと考えています。

4年ほど前から、町内の小学生を対象に農業体験と加工体験を実施してるのです。

”育てよう、若き地域のサポーター”というのが、お題目。

町の農産物を子供達に食べてもらおう、一緒に作物を育てたり、牛のオッパイのあったかさ、おいしさを

感じてもらおう、その中でお母さんや、町の人たちに今一度、本別町の農産物を感じてもらおうと

言うのがコンセプト。ご当地メニューは現場発進じゃなきゃいけないですよね。

ということで、4月の新学期が始まる前に、学校へのプレゼンミーティング。”何つくる?何を加工する?、畑も牛もやらなきゃ本別じゃないよなっ!とビール片手に熱くなってるんです。今年は町内の3小学校を対象に、青年部4支部がそれぞれ分かれて食農体験事業を行う予定です。

若い生産者にとっても、生産だけでない消費者の声を聞く。しかも子供たち、おせいじなし!!

地域の循環を日本全体の大きな循環にすることが、食料自給率39%というアブナイ食事情を見直せる
唯一地道な方法だと信じ込んでます。

ということで ”楽しくやろうやっ!”とかんぱ~い。


2008年05月29日

育てよう若き地域のサポーター 豆を播きました!

5月28日、地元の小学校3年生50人弱が、小豆をまきにきました。
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いつだったか、今年の農業体験どうする?をJA青年部の支部で話し合い、学校との協議をかさねて、小豆をまくことにしました。本別町は豆ところということもあり。

小豆は大納言とエリモ小豆。生育の違いを観察するのと同時に、同じ小豆でも違うものがあることを学んでもらいます。

支部の青年部員が10人ほどあつまり、子供達5人、6人うけもち、豆の播き方を指導。”大体みんなの足の大きさ18~21cmぐらいづつ、指の第一関節ぐらい2~3cmを土に”ズブっ”ていれて、2,3粒づつまいてってね~と教えます。
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子供によっては、おしゃべりな子、真剣な子、もっと効率的にできないかと工夫する子。皆それぞれ特徴あります。

生育途中でできれば、一回くらい除草作業をしたり、観察をつけたりして、10月上旬には収穫体験を行い、加工体験(今年は餅つきのあんこをつくる予定)をするしだいです。

”手植えは大変、何日もかかるよ~”とやっぱり、機械作業の必要性も感じたりしてました。

美味しい小豆になりますように・・・

2008年06月12日

育てよう若き地域のレポーター 長いも植えました!

6月10日、仙美里小学校で農業体験を行いました。
JA本別青年部のオジサンまじり?の若者達が集まり・・・。

本別町は3小学校あって、そのうちの一つが今日の仙美里(せんびり)小学校です。

対象は4.5.6年生。去年(h19)もいろんな作物をつくりました。好評を経て、今度は支部化。

酪農に従事する部員はこの時期、一番牧草の収穫期に入りなにかといそがしさのますころですが、
昔お世話になった自分達の学び家にもどり、それぞれの地域の子供達に”作物ってなんだ?”というのを一緒に体験する事業です。

仙美里支部は”長いも”つくりに挑戦。
”長いも”は作土層が深く、土もやわらかい赤土のようなところが適するようで、どこでも作れるわけじゃございません。本別でも何戸かしか作っておらず、貴重な野菜類の一つです。

まず、スコップで30cmほど横穴をほり、やわらかい土を埋め戻したあと、培土し消毒した種いも(石灰のみ)を等間隔に植えていきます。
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その後、ドリルで穴をあけて、2mぐらいの間隔でポールを立て、ネットをかけます。長いもはつる性の植物なんで、絡むなにかが必要なんです。
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子供達はサッカーゴールのようなネットがなんなのか、長いもがどんなふうに成長するのか興味深深。
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無農薬で行う予定。”草取りしっかりやっとけよ~!”とアドバイス。


2008年08月07日

Guests on Harvest

8月上旬。2.3日前に終わる予定だったホクシンの収穫にゲスト登場です。

前回お話した千葉のベーカーリー、”ピーターパン”の一陣が再び農業体験しにきました。

今回は代表である横手社長さんはじめ、超新鮮若手有望下部の女性5名。作業着、長靴持参、気合はいってます。
製造のみならず、販売員まで現場での研修ができる会社の姿勢、”人を育てる”という会社の方針からも厚い層の職人やパンを愛する販売員が成長すること間違いなし。なかなか、時間的にも資金的にも、農産物を作っている農家さんに足を運ぶというのは簡単ではないはず。私にとっても貴重な経験です。
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今年の作物の状況を説明しながら、一押しのハルキラリ、ライコムギの圃場、倒伏の目立つ春よ恋の圃場など現状を見ていただいたあと、ホクシンの収穫を体験していただきました。6人全員かわるがわるコンバインに乗り込み、運転もしてもらいましたよ。免許のあるなしに関わらず、蛇行運転しながらでも、ちゃんと収穫にいたっていました。社長自ら、一穂も逃すまいと真剣に運転していただきました。
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”現地現物”実際に肌で感じることは、とても良い経験になりますし、お互いの信頼にもなるかと思います。実際、収穫真っ最中でたいしたお話もできず、残念でしたがまた着て頂きたいものです。お疲れ様でした。

2008年09月22日

謝謝 来たれソムリエ!

先週のことですが、フードソムリエでおなじみの料理家の方々が当農場を視察しにきました。

確かになかなか、生産者まで会いにきてもらえるチャンスって意外にないですよね。私の場合は、同業者訪問であって、”料理の創り手”が”作物の創り手”まで行って”現地現物”してくるって素晴らしい試みだと思います。企画・同行のフードソムリエ代表、北村さんや大久保さんにも感謝ですよ。

今回は、地元十勝から雑穀アドバイザーの栂安さん、東京から料理家・菓子作家の小田川さん、神奈川の洋菓子研究家、宮代さん、一番遠くからは福井県の料理家、ささきさん。それぞれの料理かの方達はような素晴らしい料理家さんです!
ブログやHPはこちら
栂安さんのブログ”ノブ・キッチンへようこそ” http://nobu-kitchen.de-blog.jp/nobukitchen/
小田川さんHP”ラ・ペッシュ” http://www.lapechejapon.com/
宮代さんのHP”M's Sweet Kitchen” http://www.geocities.jp/sweets1224m/home.html
佐々木さんのHP”野の花工房” http://www.ishigama.com/

まずは倉庫内に保管されている、先月収穫されたばかりの小麦たちを見ていただいたり、コンバインや機械・施設の流れを紹介させていただきました。
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早速、”生麦”の食べ比べ?が始まったりして・・・。それぞれに味・硬さの違いを感じていただけたようです。実際、収穫時期に小麦刈りまでやれたら楽しいでしょうね~。

夜には、帯広市のレストラン”オランジェ”http://www.l-orange.jp/にてディナーを皆様でいただきました。ここにビックサプライズが・・・。フレンチレストランなのですが、コースメニューのパンが前田農産の粉からできてるじゃないですか!!!なんとも粋な計らい!
”りゅすてぃっく”という私ははじめて聞くパンだったのですが、料理家のかた曰く、通常よりも加水の多い長時間発酵のパンだということ。”キタノカオリ7割+春よ恋3割”でつくったものです。面白いですね~。作っていただいた帯広市の”はるこまベーカリー”http://www.octv.ne.jp/~harukoma/さんですが、きっと、オーナーはこのMIXなら自分の思うパンに近づくのではないかとか、この粉はこういうパンにあうんじゃないかとか、思いながらパンを焼いているのかなと。うちの小麦たち⇒粉たち⇒パンたちに変身して戻ってきて食べれるなんて、今までにない不思議感を体験できました。

 また、上記の料理家さんにも、それぞれの特徴をいかした美味しいお菓子やパンをいただきました。畑にいると、作物の出来栄えやおかれている現状に戸惑うこともありますけど、自分の生産物が人を通じて変化し、商品にあんるなんてこれ以上の喜びはありませんよ!
また、フードソムリエでもおなじみの生産者、十勝・幕別町の苧坂農場http://www.food-sommelier.jp/prog/02/osaka/2008/09/post_8.htmlの玉ねぎのスープも素材の味、たっぷり美味でしたよ~。

なんかまた気合入りました!皆様に謝謝!

2008年10月10日

育てよう若き地域のサポーター ”ザ・収穫祭”

”うぉ~””キャー可哀そう~””すげぇ~キレイになってるぅ~”

10月7日、10時40分から正午まで、子供達の怒号、歓声、興奮が青空に響き渡りました。
そうです、本別中央小学校3年生の児童52名が小豆の収穫作業をしたのでした。

何度かお伝えしているJA本別青年部の農業体験の一環で”地域の農業を知ってもらうきかっけづくりとやっぱり気づけば地元の農産物がおいしかったなって、貴重な農業体験だったな!”っていう循環をこれからの子供達とおおくの町民のかたに感じてもらいたいとのことで5年前からの継続事業です。

初めに、5月29日に子供達に播いてもらった小豆(エリモショウズと大納言)、成長の違いや農家の人がどう管理して収穫までにいたったのかを、写真を通じて説明しました。
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この日は、北海道のラジオ番組、STVラジオの収録があり公共の電波にのること、また、北海道新聞社の取材も受けました。実際、10月8日の夕刊一面に記事が掲載されましたよ。

それはさておき、説明後、今度は9班に分かれてJA本別青年部・本別支部のメンバー9人がそれぞれ鎌の使いかたを指導しながら、小豆の株下を刈ってもらいました。
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今度は一人で・・・指を切らないように・・・。ちなみに鎌には2種類あって、包丁のような刃がツルっとしたものと、ノコ鎌といって刃にギザギザがついてるものがあり、雑穀の株なんかを切るのは絶対にノコ鎌なんです。小麦の茎なんかもノコ鎌でないと刈れません。
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それから、刈ってもっらった株をビニールシートに広げ、今度は昔ながらの脱穀の方法でサヤから小豆をだします。
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”殻(から)さお”といって、木の先端に鉄の棒をまとめたものを莢に打ち付けて脱穀していきます。”叩いて脱穀する”みたいな感じ。中には玄人なみに上手に殻さおを使う子も。
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この作業、青年部員も正直、初めての人もいます。現在、殻さおで脱穀している農業者はほぼいないです。だって手ですよ!何百kg、何tと収穫するものを手で脱穀とはかなり前の話です。とお話を子供達にしました。
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脱穀してシートにはじきでた小豆を、今度は”とうみ”という機械でゴミを飛ばします。風車のに風を送って、豆よりも比重の軽い莢や、割れた豆などをより分けます。これも”手回しのとうみ”(今では貴重なもの)を所有している部員から借りてきたもの。
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脱穀したての小豆と、ある程度綺麗に選別された小豆の違いを、子供達に知ってもらいました。

子供達は、鎌で刈りとること、殻さおで脱穀すること、とうみで豆をより分けること、それから現在の機械作業による工程(前回のブログを参照してください)を生で見ることに興味心身、大変興奮していました。

今回収穫した小豆は、石抜きと比重選別機にかけたあと、子供達にさらに割れた豆なんかをよってもらい、11月16日に予定されている小学校の地域参観日(町民参加の参観日)で、あんこ餅にして食べる予定です。

生産者(JA青年部)+子供達の体験からできた農産物+加工者(あんこを作ってくれるお母さん達、もちつきを指導してくれるおじさんたち)+地域住民と消費する。この循環。ここでしかできないことだと思っています。確かに部員の作業負担も大きくなってますけど、生産者事態も”食べる人の顔をみる””食べてくれる人たちが農家を支えてくれている””だからより美味しい農産物をつくる必要がある”という意識をもつことが重要だと思いながらやってますよ。皆、気合はいってます!!!

あんこ餅、おいしくなるでしょうか?乞うご期待!!!

それと、事務連絡。
ラジオ放送は、10月26日(日) 北海道STVラジオ”河村道夫の桃くりサンデー”の中で午前10:00~10:30くらいの間に流れるそうです。

Don't miss it!!!


2008年11月29日

育てよう若き地域のサポーター”お乳搾りました~!”

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11月26日、午前中、地元本別中央小学校の校庭で、子供たちに搾乳(さくにゅう)体験をしてもらいました。この日は朝、マイナス10℃にもなり、このシーズン一番の寒さ。でしたが日差しはよく、きっと1度くらいはお昼までにはあったかと思います。

今年はJA本別青年部の本別支部のメンバーが、学び舎の小学校の3年生を対象に農業体験事業を行なってきました。今日はシーズン最終回。牛やさんからトラックで、校庭に親2頭、小2頭をつれてきました。
最初に、牛やさんのメンバーから、牛の体のこと、”牛乳は血にた成分、お母さん牛が身を削って、沢山の血液を生乳にかえてるんですよ””胃は4つあって、”反すうしながら”ほとんど時間食べていること”、”乳頭は4つあって、それぞれ独立しているので1つだけ絞っても駄目なこと””雄牛や牛乳がでなくなった牛は肉になって、食卓にあがっていること”など、”みんなは命を頂いているですよ”というお話をしてくれました。

子供達は”え~牛ってほとんど寝ないの~””かわいそ~肉になっちゃうの~””痛いわ~角切ったあとに焼印を”じゅ~”てされるの”とか、”あ~ウンチ、ウンチ””スゲェ(量)のオシッコ!”とか興奮しましたよ~。大盛況の大成功です。

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子牛と仲よし。2頭のうちの一頭は先週金曜11月21日に産まれたばかり。牛って毎日、500gとか太って、成長期には1kg太るんですって。ヘ~

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乳しぼり、これ大人がやっても楽しい。ペーターの気持ちもわかるな~。”あったか~イ”とおそるそろる、牛に近づく子も、実家が酪農家で、玄人なみに慣れている子も中には・・・。牛の体温は38度くらいで、人間よりも若干高いそうです。それをバルククーラーとよばれる、冷蔵タンクで5度まで冷すそうです。
なんで、殺菌するのか?それは、目に見えない雑菌がありお腹を壊したりすることがあるから。牛やさんも”搾りたてが一番うまいんだぞ!”とどの人も言います。
なお、牛の敷きわらは、小麦農家からきた”麦稈”ですよ~。畑農家もここでお手伝いです。

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”良い牛乳は良い飼料から””良い飼料は良い畑から”ということで、”牛のご飯”を子供達にもってもらいました。ビートパルプ、デントコーン+大豆粕の圧ペン状のもの、コーンサイレージ、ミネラル+カルシウム、牧草だとかです。”サイレージ=漬物”みたいな保存食。子供達は”え~こんな臭いの食べてんの~”とかいってますけど、牛たちから言わせれば”え~そんなへんなもの食べてんの~”と言われかねません。

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最後は牛やさんの機械絞りの様子を見学。皆興味深々です!機械によりバランスよく絞っていくようです。牛の乳はしぼってあげないと、乳房炎だとか他の病気にもなるそうです。
丁度給食の時間となり、朝しぼりたて(低温殺菌ずみ)のと、給食の一般牛乳と飲み比べてもらいました。”甘みとコク”は一味瞭然です。うちでもいただいた、生乳でプリンを作りました。生クリームなしでも、美味しいコクのあるプリンができましたよ。やっぱ搾りたてですね。

”みんな、牛乳すきですか?”との問いに

”大好き~~~!!!!!!”と手をあげた子供たち。

牛乳はお母さんの血液です。大切に飲みましょうよ、ね!お疲れ様でした~~。

2008年12月16日

小豆・金時 in 徳島県

♪は~るばるきたぜ と~くしま~!♪と突然徳島県の話題です。
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12月6.7.8日と徳島県は小松島市で、本別町の代表農産物の新豆の販売促進&交流会に行ってきました。理由あって、神戸からバスにのり瀬戸内大橋、淡路島の鳴門大橋を越えれば、そこに徳島県はありました~と感動することでもないのかもしれませんが、徳島初心者の私はかなりの興奮でしたよ~。しかもこの日は”さぶ~イ!”じゃないですか!低気圧の影響で大寒波と言う感じ、昼前に駅につきましたが、雪がチラつく場面もありました。前の週までTシャツでもいいかなというくらい暖かかったらしいのに・・・。

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12月7日は小松島市(徳島市から車で20分くらい)のところで、第4回のうまいもん祭りが開催され、本別町の代表一団として新豆の販売を行いました。上がその写真。
飛ぶように売れるのが、”金時豆・小豆”ですが、徳島では”チラシ寿司”の中に彩としてなのか金時豆をいれる習慣があるそうで、”本別の豆、美味しいのよね~”とおばさん達は声をそろえていました。

しかしなぜ、徳島・小松島市&十勝・本別の組み合わせなのか?両者は姉妹都市の関係で、100年ほどまえに、本別町の勇足地区に移住してきた一団が小松島市(立江町中心)の方達なのです。四国のあの暖かい土地から、冬はマイナス30度にもなる極寒地に当てもなくくる。壮大な物語で、想像を絶する生活だったに違いありません。しかも、原野を切り開き、徐々に徐々に農地を広げ、最近やっと故郷に新豆を送れるようになり凱旋しているのです。確かに農業は時間かかりますよ。

8日に同市にある産直市場、あいさい広場を視察しました。”スッスげぇ、人の数”と平日でも3000人くらいは来るとか。”飛ぶように売れる!”ってこういう状態なのかなと思いました。顔の見える”安全・安心”+”地域住民に対する真心”の農産物がこれだけの評価を得られるのかと思いました。なにせ、農家のお母さん達が元気。ほとんどが兼業農家ということで、主戦力は奥さん達なようでした。

東とくしま農協や市役所の方々には、大変お世話になり、美味しい阿波牛(しゃぶしゃぶ最高!)、名物たらいうどんなど沢山いただきました。米粉事業にものりだすそうで、”攻めの農業”を見た感じがします。御礼申し上げます!
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お祭りで売っていた”鬼ゆず”。ピールとかジャムとかにすると美味しいだそうです。


2008年12月19日

越前水仙 from 野の花工房

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綺麗ですね~、近寄るとすごく落ち着く良い香りがします。
先日、”越前水仙”を福井県の”野の花工房”様よりいただきました。ありがとうございます。

かなりの”ビックサプライズ”でした。
12月10日に、福井県でお会いすることができました。”It's a small world!"という言葉がありますが、午前中に寄らせていただいたある福井市の農家法人の社長さんとお知り合いだったそうで、”どこでどう人って繋がるのかわかりませんね~”なんて話してました。そこの従業員のかたが、かつて当農場で実習生として働いていた経緯があります。元気で良かったわ~。

 さて、フードソムリエのブログでもおなじみなのですが、鯖江市にある野の花工房さん、オーナーの佐々木さんはマイプチ農場で自ら野菜を作ったりする方。なかなかできないことだと思います。料理だって食べることだって、”どう育ったか?”を自ら知ってる消費者や料理家のかたは少ないのでは。湿度の高い地域での農産物の管理は大変だと思いました。
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ありましたよ~工房+キッチンスタジオ。福井県は共働きが当たり前なくらいで、教室にくる方々の多くも仕事を持ちながら”楽しく、美味しいパンを作ったりしてみたい方が多いそうです。
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野の花工房=石釜パンですが主役の”石釜”みつけました。重厚なつくりで、熱の通り道を知ることで、釜の中にいれるパンや料理をずらしたり、火の入れ方や”釜のクセ”がわかるまで時間がかかったそうです。でも美味そうですよね~パンはもちろんのこと、肉とかも。食べたい食べたい。
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燃料となる薪は、ウイスキー樽を使っていました。これまた風合いがよく、きっと硬い木からできているので燃え出すと力強く、長時間使えるんだろうと想像していました。

最後にビックサプライズがもう一つ。工房にきている野の花工房の生徒さんたちからお手紙をいただきました。”普段のパンとは別ものの美味しさ”との評価。ありがたい、感謝です。同時に次年度にむけた緊張感もいただきました。作り手から作り手へ、自分で作る楽しさを感じてもらえたら日本の農業だってもっとよくなる兆しを感じました。ありがとうございます。

2008年12月23日

育てよう若き地域のサポーター! 餅つき大会with収穫あんこ

ちょっとタイムスリップして11月16日の出来事から・・・。
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 JA青年部の本別支部(私加盟)では、この日、本別町の中央小学校で餅つき大会をしたのです!ペッタンペッタン。

 前回10月頭に子供達が収穫した小豆を機械選別したあと、さらに子供達に手より(手で割れ豆、汚れた豆をよってもらうこと)をしてもらいました。それをJA本別女性部の”豆ではりきる母さんの会”のKさんとGさんにお願いして、8~9kgほどのあんこ(コシあん)に前日のうちにこしらえてもらいました。

当日は”地域参観日”といって、子供の家族だけでなく、住民の皆さんに小学生の活動をしってもうらうイベントでした。そこで、小学3年生2クラス約50人が、餅つきをして、自ら家族とともに、学年を超えて、さらに知らないおじさんおばさん含めて、あんこ、きなこ、砂糖しょうゆの味付けを用意して食したのです。%E9%9D%92%E5%B9%B4%E9%83%A8%E6%9C%AC%E5%88%A5%E6%94%AF%E9%83%A8%E3%80%80%E9%A4%85%E3%81%A4%E3%81%8D%EF%BC%92%E3%80%80.JPG
子供達も班に分かれて、それぞれの味をPR。”あんこ、美味しいですよ~いかがですか~?”と売り子役みたいな、ちょっとした職業体験の要素もあり楽しそうでした。

”地産地消”といいますが、なかなかこれが出来そうでできないことなんですよ。
餅つきは、町の”餅つき保存会”とのコラボ企画。
JA青年部の本別支部の8人も手伝いって町民交流のひと時となりました。今年は各支部(全部で4支部)いろんなかたちで、それぞれの地域と混ざり合ってます。

2008年12月31日

種をまくこと

今年最後のブログ。”種をまくこと”とは?と考えてみた。

あっという間の一年。多くの人々に出会い、多くの方々に小麦粉を試してもらい、多くの好印象を頂戴した。パンを焼くことがプロの方も、趣味での方や学生さんたちも含め、選んで使っていただいたことに感謝したい。

農家は種を播く。収穫するために。いつもどうりのことを何十年か繰り返す。
”じゃぁ、誰のために”というキーワードが今まで心に抜けていた気がしてならい。もちろん、それでご飯を食べてるわけだから、経営や生活のためでもある。

”誰かのために作る”ことが種をまくことの最初に思うことでなければならない。
パン屋さんやうどんやさんはもちろん、そこのパンを食べてよろこぶお客さんのためじゃなきゃいけない。

平成20年は”種をまくこと=多くの人と出会うこと”だとつくづく思った。
相変わらず空回りしながら、周囲に迷惑をかけながらも、多くの方に助けられている気持ちでいっぱいだ。

来年もやらなきゃいけないこといっぱい。心配もいっぱい。期待もいっぱい。笑顔もいっぱいの年にしたい。

”あなたのキッチンから広がる麦畑”来年もマイペースで続けさせてもらいま~す。ご笑読ありがとうございました。

よいお年をお迎えください。

2009年02月04日

おマエもか”ブルータス”!

昨日、興味深い雑誌を見つけて買ってしまった。

”BRUTUS”お題はみんなで農業!ということだ。
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有名なデザイナーが”おいしいエンターテイメント農業”から始まり、簡単にベランダ農業、
女の子だって農業、ファッション性のあるカタチから農業といろいろ。

良い傾向だと思う。世の中、興味をひく方がいるのは。
本格的にツナギをきて、ねじりタオルをまいて、長靴をはかなくても農業はできるし、
楽しめないと続かないのも農業の実態かも知れない。

自分でつくったものを自らたべて、人にも食べてもらって。となると楽しさは倍増。
曲がっているニンジンもある種のデザインで愛きょうある個性になっていいのかもしれない。

その中でもクリエイターと呼ばれている方のコメントには感銘をうけた。以下、ブルータス2月号より引用
”プロ(農家)じゃなくても、スポーツ(農業)は楽しめる。”
”中略、天気によっても変化が起きるから、毎日同じことはできない。本気でやるなら相当なクリエイティビリティが要求されると思う”

ははは~ん。なるほど、生き物を扱う=クリエイティビリィティ(創造性)を要する仕事か。
農業ってかっこいいように聞こえますね~。

それよりも、ちっちゃな感動の毎日があるのも農業ですよ。時に劇的に変化もしたりして。

農業への興味の賞味期限が永遠であるとよいですね~。

2009年06月25日

あ~あ~あ~っ!

6月23日午前中まで、雨は降りました。いや降りました。降りました。降りました。まいりました・・・。
もともと6月入ってから、ほぼ御天とさんを拝借できることはなく、曇り時々雨が連日のように続き、土にはたっぷり水分が含まれていたところにまた雨が・・・。
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小豆の畑やビートの畑も一部冠水。小麦も部分的に倒れるなどの被害がありました。
上記は小豆の畑の低みにたまった水路あと。
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畑の淵は、流されてきた表土の跡が・・・
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”おっとっとっと!”と長靴がぬかるくらい土はゆるゆる。
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もともと、湿地にはなおさら水はたまり・・・。ビートの水枯れも心配。
水につかっているところは、根が腐れる可能性があるので、そうなると実になるまえに病気にもなりやすくなってしまします。
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畑の地中には、上記のような塩ビの管が這わせれていて(暗渠という)、排水性を良くしています。その暗渠パイプが明渠(めいきょ)と呼ばれる、いわゆる側溝に流れおち、
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最終的には、小さな勢いのよい小川が本線に合流して、あふれんばかりの大河になってしまうのです。
24日からやっと晴れ間が・・・。


2009年08月10日

シニフィアン・シニフィエからの贈り物

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秋小麦の収穫が終了した日に、東京のシニフィアン・シニフィエ様から贈り物が届きました。収穫のご褒美に貰った気がしました。

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真紅の重厚な箱をあけてみると、中には”クグロフ”が入っていました。
早速たべたかったのですが、麦の乾燥に手がかかり2日間冷蔵庫に。
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”クグロフ”って書いてますけど、私にはさっぱり。妻にクグロフだよっていわれ、すごい豊潤ないい香。
しっとりしていて、栗やチョコレートが程よくちりばめられていました。ブランデーなのか洋酒も入っていて大人な味だなーと堪能していると、3歳の息子と6歳の長女が一片、ガブリと食べて”おいしぃわぁ~~”と一言。
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7月上旬にあった”ベーカリーキャンプin十勝2009”のイベントで来日され、当農場の畑まできていただき、その後の懇親会でもお話させていただきました。
志賀さん ”パンのこと、酵母のこと、わからないことがわかるまでパンを続けたい。80歳までやるから、前田さんもそれまで農家やりなさい。”

私 ”私は65歳で引退する予定ですが・・・”

志賀さん ”意欲の続く限りいつまでも続けられるだよ。”

なんて言われ、確かにそうだな。熱いうちは疑問やこうしたらいいじゃないかっていうアイディアってだそうとするよなと改めて感じました。粉によって、酵母によって、作りたいパンによっていろいろ配合を変える。でも、基本は、自分がパンやお菓子作りを楽しむこと、新たなことを発見すること楽しんでいるのが印象的でした。

時間をかけられて作った深い味わいのクグロフ、どうもありがとうございました。

2009年10月09日

雑誌”LEEの100人隊に登場”?!

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この雑誌、知ってる人はよくしってるものだと思われるファッション雑誌なんですが・・・

このたび、掲載していただくことになりました~パチパチパッチ~。
といっても、私でなく嫁が!?

”LEE100人隊”という一般主婦の精鋭部隊?があるらしく、なんでも会員になっていた(?!)らしく、投稿したら掲載されたらしく・・・。

今月11月号の171Pに、”LEE100人隊のわたしたちの資格取得体験!”という資格取得をどう生かしているか?というテーマで、”小麦”と何か関係があるのか?と思ったら、嫁は”パン講師”の資格をとって、自分の農場で育った小麦でパンをつくることでそれを活かしてますというお話。
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それと、裏情報ですが”大型特殊免許”も彼女はもってるんです。
”なんだ、それ?”ですが、トラクターとか、ショベルローダーとかは、公道を走る場合は免許がひつようなんですね~。いまだデビューはしてませんが、いざという時には役にたちます。これは、なかなか女性には勧められない(必要のない)資格かも。ちなみに、畑の中は資格とかいりません。

今度は、プチ農業に興味をもってもらうためにも、奇麗なモデルの方たちにガーデンニング兼農業みたいな、ファッショナブルで機能性に富んだ洋服の特集があってもいいかもしれませんね~。
”見た目”からだっていいんですよ、まずは。土いじりからで十分です。
農業を知ってもらうことが、今必要なことですから。

2010年04月12日

♪きぃ~め~た♪~石垣のう~みにしよおぉ~♪”農業編”

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パイナップルってこうなってるの知ってました?
きっとヤシの木みたいになってるのかなって非常識なこといったりして・・汗
お土産に”スナックパイナップル”をと思っていたので畑でこれに遭遇した時はびっくりと感動でした。
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収穫待ちといってももうちょっと2月中旬にはだせたみたいですが直売場に”もうしばらくお待ちくださいの”サインがかかっていました。残念・・・

田んぼもあるんですね~石垣には。泡盛はきくところによるとタイ米から作ったのが始まりだとか異文化が入りやすい環境を、地元の環境に溶け込ませていったのが石垣の食にはありそうです。
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”明石食堂”というお店のソーキソバ。北海道のどちらかというと豚肉の文化がありますけど、沖縄も豚みたいですね。
名物のソーキソバだって、うどんのような感じ。小麦は海外からの粉にもかかわらず根強く地元の食材ですからね。粉と豚との融合があったんですね~。食文化になっているところがすごい。チャンプルにしても、いろいろ混ぜてもなぜかうまい。地元の人がいく居酒屋は美味しかったですよ。
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それから”石垣牛”をJA石垣と経済連も組んでブランド化に力をいれているようであちらこちらの店で”石垣牛”の看板が掛かっていました。観光と密にかかわる強さというか観光ありきの食も提案されていました。郊外にいくと結構和牛生産があると感じます。赤味も多くヘルシーな感じ。石垣牛の寿司をいただきました。素晴らしく美味しかったです。
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これ何ですか?でっかいヨシなのかススキなのか?そうです南国の甘さ”黒糖”のサトウキビの畑です。日本の甘味料といえば、沖縄のサトウキビと北海道のビートです。
この時期に収穫をしていました。しかも島に1台しかないという自走式のサトウキビハーベスタと遭遇。

約1.5hr、家族ほったらかしで作業を見つめていました。”お母さん、またお父さん話永くなるの~?!”と不機嫌だったにもかかわらず、
それでも飽き足らないので、作業員のおばちゃんやらお兄ちゃんやらと雑談してきした。
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仕組みは完全にはわからないのですが、構造を予想するとまず、油圧式のガイドオーガー(2畝分だから1.5m間隔)で巻き込むというか吸い込むようにしてサトウキビを体にいれます。それから胴体の下に円盤が回っていて根を刈り取り、残さ物となる皮や受粉した穂の部分を取り除き、1番目と2番目の風力機で外部に放出します。どこかで40~60cmくらいに裁断する装置があるんだと思いますが、製品はハーベスタのお尻に、大きなネットを引っ掛け(2パック分)て貯蔵します。
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正直、結構な丘りゅう地の畑が多いので作業は大変そうで、畑家もこの日だけだったらいいんですが、ゆかるみやすそうな土でした。
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最後は専用のクレーントラックのそばにネットをおいて、魚あみのようにダンプの中にサトウキビを開けていきます。この作業の繰り返しのようでした。ちなみに製糖工場までは20分くらいかかるそうです。

石垣のサトウキビは春植えと夏植えがあり、竹のように地中から這うようにでてくるので、夏植えは一昨年の植えたものを収穫するとのこと。畝の間は150cmほどだそうで、収穫期は1~3月までで、この時期だと台風を避けられるとのこと。
確かに2.5mくらいに育ったサトウキビがトウモロコシのように、スナップしてぶっ倒れていたら事件ですよ、現場は。ハーベスタも収穫しづらいこと間違いないですね。
また、まだ春先のほうが雨も少ないんじゃないかと思いました。露時期なら現場は最悪が予想されます。
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親切な作業員のおばちゃんが”ほれっ食べてみな”とナタで割った”採れたてサトウキビ”をもらい、早速かじりました。糖度は約14%ほどで、ビートの糖分よりも少ないとは思いましたが、逆に変な苦みを感じず、繊維の中から”ジュワっ”と黒糖独自の甘さが広がります。島によって味が違うそうです。やっぱりこの辺が農業の面白さなんでしょう。土と風土と育てる人たちで変わってくんでしょうね。
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この日は朝から”石垣島観光”島を一周ぐるっとするだけでも最高です。
玉取展望台、川平湾はめちゃめちゃ美しく、サトウキビの収穫もどこかのどかに見えました。畑で作業しているほうは、真剣そのものなんですけど・・・


2010年07月24日

”ベーカリーキャンプキャンプ2010in十勝”へようこそ!!

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7月20日、それはそれは暑~い日のことでした。
”ベーカリーキャンプ2010in十勝”小麦畑ツアーの始まりです。
このキャンプというか、ツアーも大変時間にタイトでぎっしり畑から次の日以降のプロによるパン作りまで、忙しい内容になっている模様。

うちの担当は午前中。
今回は、新品種”ゆめちから”と”きたほなみ”それからうちのリーサルウエムギ(ポン)の”ライ小麦”の紹介をさせていただきました。

去年にも晴天に恵まれ、暑すぎるツアーに参加された方には大変お疲れさまでした。
少しでも我々の農業が伝わって、”食”の現場が田舎に残っていることを実感していただけたらと思います。
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 前回の予告では”畑で歌をうたおう!”とありましたが、何のことかといいますと”ゆめちから”には歌があるんです。単一小麦の歌ですよ~おそらく世界初の試みなんじゃないでしょうか。此間のアメリカのブリーダーの方も”That's fantastic!!"”お土産話にするよ!”なんていってたので、これから世界各地で小麦の歌が登場しちゃうかもしれません。
 その真面目なそして、内容の深~い歌詞に聞き惚れてください!
その局はなんとユーチューブでも視聴できます!
こちら→”ゆめちから”のテーマソング
 中でも”♪る~る~る~る~ほなみとゆれる ゆめちから~♪”のほなみ=きたほなみで要はゆめちからは超強力粉なので、きたほなみとブレンドすることにより、よりお互いの長所を出しあえ、畑で仲良く揺れていきましょう!という粋な計らいがされています。現実そういうブレンドができるはずです。

 ということで、前置きながくなりましたが、うちのゆめちから畑も、きたほなみ畑と隣り合わせていたのでこの歌詞に、そして近未来の新小麦ブレンドとして最適地だと思っていました。しかし、企画会社がラジカセを忘れる痛恨のミスを犯し、さすがにアカペラでは関係者しか歌えません。このツアーの唯一の反省点でした。まっ、いいや、コンバインの中で歌います・・・。
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 トラクター試乗もしてもらいましたよ~。もっと時間があったら良かったのに~。此間JA青年部でも小学生にのってもらい、爆音を聞いて喜んでもらいまたからね。
ちなみにこちらの可愛い女性陣は千葉県船橋の”石窯パン工房ピーターパン”の研究熱心なスタッフさんたち。当農場の”春よ恋”の角食パンも好評いただいています。今回3回目の方もいたりして、すっかり十勝に馴染んですごく身近に感じてもらっていると思います。麦畑とパン職人たちが身近になれば、勝手に自給率も上がり皆が喜んでくれますよね。

 ツアー参加者の職業がほぼパン屋さんだと思い込んだ話をしてしまいましたが、一般の方はもりとん、流通、製粉会社、観光ツアー会社、加工研究の方とさまざまな方の参加があり、連携していけばすごく魅力的な産業に農業が思えたのも事実です。
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 ライ麦×小麦=ライ小麦も紹介させてもらいました。おそらく日本で初めて春まき性のライ小麦を栽培していると思います。過去二年、どうにも苦労した割に実にならないというか、障害が多いので今年どうにかしたいです。これから乳熟、成熟期にかけてもケアをしてどうにか、パン屋さんやお菓子屋さんに新しい食感や商材として提供したいと思います。
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 それから乾燥や調整工程の説明をし、”GM小麦が世界を席巻する時に国産小麦の行末はどうなるんだろう、ただでさえ農家の高齢化と若手不足なのに~”と消費者参加型農業になれば現場意識も変わって良くなるんじゃないかと思っていることを聞いていただきました。すごく長話でわけわかんないこともあったと思います。”農地は国からの借物、農家がしっかりと管理人として農産物を国民に供給しなきゃならない”とある農家の方も言ってました。その通りだと思います。
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最後に、間もなく120%大活躍してくれるはずのコンバイン”ロクロク(66)”の前でパチリ。皆さん、足を運んでいただき誠にありがとうございました。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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