パイナップルってこうなってるの知ってました?
きっとヤシの木みたいになってるのかなって非常識なこといったりして・・汗
お土産に”スナックパイナップル”をと思っていたので畑でこれに遭遇した時はびっくりと感動でした。
収穫待ちといってももうちょっと2月中旬にはだせたみたいですが直売場に”もうしばらくお待ちくださいの”サインがかかっていました。残念・・・
田んぼもあるんですね~石垣には。泡盛はきくところによるとタイ米から作ったのが始まりだとか異文化が入りやすい環境を、地元の環境に溶け込ませていったのが石垣の食にはありそうです。
”明石食堂”というお店のソーキソバ。北海道のどちらかというと豚肉の文化がありますけど、沖縄も豚みたいですね。
名物のソーキソバだって、うどんのような感じ。小麦は海外からの粉にもかかわらず根強く地元の食材ですからね。粉と豚との融合があったんですね~。食文化になっているところがすごい。チャンプルにしても、いろいろ混ぜてもなぜかうまい。地元の人がいく居酒屋は美味しかったですよ。
それから”石垣牛”をJA石垣と経済連も組んでブランド化に力をいれているようであちらこちらの店で”石垣牛”の看板が掛かっていました。観光と密にかかわる強さというか観光ありきの食も提案されていました。郊外にいくと結構和牛生産があると感じます。赤味も多くヘルシーな感じ。石垣牛の寿司をいただきました。素晴らしく美味しかったです。
これ何ですか?でっかいヨシなのかススキなのか?そうです南国の甘さ”黒糖”のサトウキビの畑です。日本の甘味料といえば、沖縄のサトウキビと北海道のビートです。
この時期に収穫をしていました。しかも島に1台しかないという自走式のサトウキビハーベスタと遭遇。
約1.5hr、家族ほったらかしで作業を見つめていました。”お母さん、またお父さん話永くなるの~?!”と不機嫌だったにもかかわらず、
それでも飽き足らないので、作業員のおばちゃんやらお兄ちゃんやらと雑談してきした。
仕組みは完全にはわからないのですが、構造を予想するとまず、油圧式のガイドオーガー(2畝分だから1.5m間隔)で巻き込むというか吸い込むようにしてサトウキビを体にいれます。それから胴体の下に円盤が回っていて根を刈り取り、残さ物となる皮や受粉した穂の部分を取り除き、1番目と2番目の風力機で外部に放出します。どこかで40~60cmくらいに裁断する装置があるんだと思いますが、製品はハーベスタのお尻に、大きなネットを引っ掛け(2パック分)て貯蔵します。
正直、結構な丘りゅう地の畑が多いので作業は大変そうで、畑家もこの日だけだったらいいんですが、ゆかるみやすそうな土でした。
最後は専用のクレーントラックのそばにネットをおいて、魚あみのようにダンプの中にサトウキビを開けていきます。この作業の繰り返しのようでした。ちなみに製糖工場までは20分くらいかかるそうです。
石垣のサトウキビは春植えと夏植えがあり、竹のように地中から這うようにでてくるので、夏植えは一昨年の植えたものを収穫するとのこと。畝の間は150cmほどだそうで、収穫期は1~3月までで、この時期だと台風を避けられるとのこと。
確かに2.5mくらいに育ったサトウキビがトウモロコシのように、スナップしてぶっ倒れていたら事件ですよ、現場は。ハーベスタも収穫しづらいこと間違いないですね。
また、まだ春先のほうが雨も少ないんじゃないかと思いました。露時期なら現場は最悪が予想されます。
親切な作業員のおばちゃんが”ほれっ食べてみな”とナタで割った”採れたてサトウキビ”をもらい、早速かじりました。糖度は約14%ほどで、ビートの糖分よりも少ないとは思いましたが、逆に変な苦みを感じず、繊維の中から”ジュワっ”と黒糖独自の甘さが広がります。島によって味が違うそうです。やっぱりこの辺が農業の面白さなんでしょう。土と風土と育てる人たちで変わってくんでしょうね。
この日は朝から”石垣島観光”島を一周ぐるっとするだけでも最高です。
玉取展望台、川平湾はめちゃめちゃ美しく、サトウキビの収穫もどこかのどかに見えました。畑で作業しているほうは、真剣そのものなんですけど・・・