”カイゼン”M家対決?
”カイゼン”という言葉は世界にも通用するビジネス日本語だと聞いたことがある。
電子辞書によるとなになに・・・”悪いところを改めてよくすること”だそうだ。
確かに見渡せば、行きとどいていないことばかり。どこをとっても完璧なんかじゃない。
農家はほどんどが親子間で、”現場での意思の不一致”。私も父とよく”あの道具どこやった?”とやりあったもので、”俺じゃない、何日か前につかってただろぅ?”とか始まったら、そういうもめてる時にかぎって余計工具なんてでてこないのだ。
そこで上記写真のように工具を”視える化”してみた。簡単なことで、とにかく必要な道具準備して、パネルに絵柄を書いて”それが何かを表示するだけ”。これで親子間のくだらないケンカはなくなる。確かに”朝ごはんに何を食べたのかも覚えてない”のに工具の使った場所を思い出そうとするほう無駄だ。
以前からこうしてきたが、今年はさらに改良をしてみた。それぞれのトラクタ―に必要な工具をのせて、色わけをしてしてみた。以前はカラーテープで巻いて色分けしたのだが、テープがよれたり外れたりで途中で混乱をまねき、またそれがどのトラクターの工具なのか工具箱にも色つけをしてみた。こうすれば一目瞭然なはずだ。
”機械は使っているときに壊れる”のが常識で、農家というより私に治せるのはシアピン(取り換えボルト)を交換することや、しめなおしを行うくらいの仕事でしかなく、エンジンなんかがおかしくなったらディラーを呼ぶしか方法はない。要は復旧作業に必要な道具があればよいのだ。探す時間は無駄中の無駄になる。
人が増えたときには特に重要になるんじゃないかと今年の新たな試みのひとつだ。道具をなくすのもしかたのないことだが、問題は何がなくなっているのかわかること。”これで失くした道具がわかり補充対象になる”なんぼドライバーセットを無駄に買ったかわからない。別にセットじゃなくてよいはずだ。
しかも、道具にもそれぞれ呼び名がある。”モンキー””メガネ”という道具がある。知らない人は”自分のこと(怒)?””虫メガネ?”とかになってしまい、誤解を生むどころか、パントマイムしてもわからない。だから工具を覚えてもらうしか方法がないのだ。”特大のモンキーもってきてくれ、頼む!!”なんて動物園でいっちゃら大変な事件になりそうだ。ないけど・・・
そういえば、浦安のM家もやっていた、こんなふうに。
うちはハンマーならハンマー類、ドライバーならドライバー類と”Zooning"に注意してみた。また人の動線から頻度の高い工具を選んだつもりだ。
”面白さ”は負け!~だけど”楽しさ”はTDL並みだ(自己満足だけど)。
さぁ今年も、作業効率UPで復旧作業や経費削減に取り組もう!!