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2010年04月 アーカイブ

2010年04月04日

菓音の”きたほなみ”十勝クッキー

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十勝の帯広市に菓子工房”菓音”というお菓子屋さんがあります。
そこで当農場の”きたほなみ”を材料にクッキーを作ってもらいました~ぱちぱち~。
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しかも、伊勢丹・新宿店・地下1Fで3月24日~販売してるではないですか~。
と菓音さんから連絡あり、かなりの好評を得て完売御礼だったそうです。 

 これから北海道の小麦の普及して認知されていく”きたほなみ”。
その美味しさの可能性も、菓音さんのクッキーは証明してくれてます。
なにせ、こだわりの十勝素材でいっぱいなところも、美味しさに拍車をかけてくれてます。詳しくはこちら→菓音”美味しさのヒミツ”

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 そして極めつけはその可愛らしさ。絶対量産できない感じですべててがきでデコられているところ。食べるのがもったいない!!というのは、こういうことです。
一目見たときから、結婚式の引き出物やギフトにもよいと思ってました。
誕生日なんかの”ちょいギフト”にもよいかも。
それも見込んでか、ギフトセットも販売しているようんです。詳しくはこちら→ポチ 
ちなみに送っていただいたギフトの感じはこんなかんじ。ラッピングにはまで気持がはいりまっくてます。”すごい手が込んでる~”と妻も絶句。
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 作っているオーナーは本州出身の女性。ひょんなことから出会うきっかけをいただきましたが、十勝にほれ込み、その素晴らしさを発信できるオーラが感じられました。見習わなければならないというより、十勝に生まれ育ったものとしてもっと地域の良さを発信していかなければならないと思ったもの。

 まだまだ地元の素材を食べる文化は育っていないのが現状ですが、いろんな作り手の思いと技術で消費までいける文化をつくりたいですね~。

 可愛らしさのお菓子に詰まった思いの数々。是非ご賞味ください。
菓音さんのHPはこちら→ポチっ


 

2010年04月05日

クオカで”はるきらり”モニター募集中!!

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粉好きな貴方ならご存知のショッピングサイト”クオカ”。ついに粉ラボレーションが実現です。しかもパン好きな貴方の協力を得たい!!パン用協力粉”はるきらり”の応援キャンペーンとして実現しました~ぱちぱちぱち~。数量限定の期間限定です!!
有償モニターの方には是非知っていただきたい小麦の裏事情があります。

クオカさんの協力なしにはなりたってないのかもしれませんが、多くのパン好きな方に焼いていただいて、お使いのというかお気入りの小麦粉との違いなど、遠慮することなくいってほしいのです。今後の北海道での品種開発にもなんらかの影響があればと思います。そこまで影響がでれば最高ですけど(笑)。

購入はこちら→クオカ”北海道十勝産強力粉(はるきらり)1kg ”

この取り組みのバックグランドは以下を読んでいただければと思います。

”はるきらり”はここ二年、十勝の”春小麦プロジェクト”(通称はるこプロ)として北海道の”麦チェン”キャンペーンの一環事業として普及してきました。しかしながら、現場サイドの考える普及は、決して畑での作付の拡大ではないと思っています。

問題は、消費者や加工者がどう考えるのか?どう加工すべきか?どういうクセがあるのか?どうしたら美味しく食べていただけるのか?畑での普及ありきで、畑で一粒の麦も採れないというのは、地元の試験場での試験後ですからありえないわけです。

 十勝支庁の農務課を中心に、はるこプロは普及を目指しています。もちろん地産地消を目標にまず取り組んでいます。2月には”はるきらり”の新麦キャンペーンを十勝の13店舗で行い評価をいただきました。
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 それに”作り手の会として”帯広市のフランス料理店”オランジュ”ではるこまベーカリーの栗原さんに”はるきらり”のパンをその料理にあったパンにしてだしてもらい、畑のこと”はるきらり”のことを料理をお客様に説明や質問などをうけました。
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 また”十勝ベーカリーキャンプ2009”でもパン職人の方々やパン好きの方に圃場で、はるきらりや春よ恋に触ってもらい、畑の中でパンを食べていただきました。

 地元の普及はもちろんですが、品種開発と栽培、加工、消費は国の採択を受けてやっていると感じてもよいはず。産みの親は北見農業試験場で”はるゆたか””春よ恋”よりも病気に強いことや穂発芽しずらい特性をもっています。昨年平成21年の収穫時期の大雨で、各地で穂発芽が大発生。春よ恋も6割近く減収しています。それで、”ないない北海道産小麦がないない!”と市場では騒がれているのです。ほんとにとれてないんです。

 それで”はるきらり”の出番です。悪天候に強いといったら栽培面のメリットしかいわないことになりますが、逆に安定供給に努めやすいことにもなり消費者の方にもメリットがあるはず。しかし、肝心な味はどうなの?ということです。

ということで、
消費者の認知なし⇒ 畑で作りすぎて供給過多 ⇒新種なのに価格叩かれ、小麦も余る ⇒どうも売れないらしい(生産者は噂しか聞いていない) ⇒種をつくる生産者がいなくなる ⇒一般生産者が種が入らない ⇒世に出回らないでひっそりと指定品種から外される
という連鎖が起こってしまうかもしれません。

 それで無理を承知でクオカさんに突撃営業。思いは受け止めていただいたようでアンケート作成も協力していただき感謝、感謝、感謝です。北海道でのますますの作付の拡大にも、粉好き、パン好き、お菓子好きの貴方の声が必要です。是非ご参加ください!!

 

2010年04月07日

ハロ~”春よ恋”ハリねずみ

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パン用協力粉”春よ恋”でハリネズミが完成です!ぱちぱち~。
なんだか、手のこんだパンつくりしてるな~と思ったら出来上がりはこんな感じ。
子供たちも(私も)の大好きなチョコのトッピングで、可愛らしくしあげたようです。

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子供たちの食べ方
その1:まずは心ゆくまでかぶりついて食べる。
その2:飽きてくると、トゲの部分ばかり食べる。確かに大人でもやってみたくなる。

 今回のは、春よ恋のもっちり感はあまり感じなかったのですが、春に幸運をもたらすような(勝手にそう感じている)妻の力作です。普段の旦那の悪行ぶりからトゲがのどに刺さったりして・・・

 ねずみと言えば、最近家族でディズニー映画の”Gフォース”を見ました。最近のディズニーは大人も十分楽しめ、ストーリーのわかりやすさと、実写とCG、主人公たちがくりだすギャグの数々、アクションあり笑いあり友情ありで”ネズミ映画”といったら怒られ、”モルモット映画”なのですが最高に面白いものでした。”世界は人間には救えない”確かにそうかもしれません。

 こうした娯楽映画を真剣に楽しくつくる大人ってどんな人なんだろう?どうしてこういう細かいところまで考えられるかな~?ストーリーの組み立てから、細部に落としこむ脚本ってどのくらいの時間を費やすのかな?といろいろな発見や気づきもそこに描かれています。昔から映画大好きの私ですが、子供たちともにハマりぎみです。

ビジネス農力をのばせ!

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経済産業省の
北海道経済産業局というのがあるのは知ってますよね~。

なに知らない?知らないですよね~そんな機関があったということ。
私もなんで ”経産省が農家のお手伝いなの?”と思いましたが、確かに農業法人といえども一企業として考える時代なのかもしれません。
今回紹介に紹介をしていただき、当農場の取り組みがその冊子の中にのりました。
その雑誌はずばり”ビジネス農力を伸ばせ!”です。
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これ実は非売品というか、なんという商品カテゴリになるんでしょうか?
とにかくここに連絡しないといただけない代物。

地域では”農商工連携事業”という言葉が盛んにでていて、その事例集がのっています。もともと、農産物は流通にのって何らかのかたちで加工されて、消費者の口にあはいっているとなれば農商工はどこでもだれでもやってる。という定義になりすが、ここでは生産者、農協、民間企業の実例がのっています。

国も第六次産業を推進する。農業に期待していると応援メッセッジをおくってくれているのかもしれません。

これを見る限り、やはり北海道は食の一大産地でさまざまな研究機関やバックアップ体制がとれていて、地域にはさまざまな取り組みがあることがわかります。がんばっている農家や団体の人たちもそこらじゅうにいる感覚になりました。

きっとこのブログをさせてもらっている”フードソムリエ”もそ農商工連携の一つだと思います。現場発信することでいろんな人たちが寄ってきてくれる。ありがたいじゃなですか。

事例にある農場はもっともっと先進的な取り組みをしています。北の大地で挑戦させてもらえる土壌があるだけありがたい、先人たちに見習うこといっぱいです。


2010年04月09日

情熱海原 1周年生きてます、生きてます!!

みなさんは、私の叔父といとこがヨットで世界一周をしているのをご存じだろうか?
ご存じない?・・・どうでもいい?・・・なんでそんなことやってんの?・・・

と・・・続きだと思いますが、変わり者というよりスーパー夢追い人がこれほど近くにいるとは思いませんでした。しかし昨年3月に石垣島から出港、数々の国々、島々をわたりパイレーツの襲撃をも受けずに、パナマ運河まできたそうです。
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激動の一年。その諦めない粘りと世界一周を成功させたいという強烈な思いが、人や物、旅のの幸運にあたっているようです。そうきっと、いくつかの大問題さえもクリアすることの幸運?!に恵まれているのかもしれません。

彼ら八重山諸島にある、小浜島から約10分。無人島のカヤマ島はそこにあります。
なぜ北海道・十勝(うちの先祖は岡山)から渡り渡って沖縄に定住したのか?そこしれぬロマンの持ち主の叔父は今さらに挑戦をしようとしています。

あとは太平洋横断。油断せずに、楽しく無事に帰ってきてほしいものです。
彼らの日々の激闘?楽しさ?はこちらのブログから⇒ポチ
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南アフリカでは、地元の小学生たちとスカイプで交信したようです。すごいですね最新技術も。うちの小麦粉たちも便乗させてもらってます。もう賞味期限は切れてるな~。
 おじさんのコメントも”世界中どこの海いっても沖縄の八重山の海が一番すばらしい!”子供たちに身近すぎて感じない、地元のすばらしさを感じてほしいコメントがありました。土着ならね、海着人ですね。

 石垣の海に行きたくなりました~!

2010年04月10日

♪き~め~た~♪石垣のう~みにしよおぉ~♪

そこで4月のブログなのにすみません。2月上旬の出来事。
家族で石垣島に行ってきました~すご~いやればできる。念願かなったのは妻だと思います。
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南の島で従兄弟が無人島を経営している?とつじつまの合わない仕事を想像してしまうが、実際は観光客に体験ダイビングやシュノーケレイング、釣り島めぐりの観光をしている。
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2時間くらいで島の周りのを散策できてしまう小ささ。電気もない、水道もない(飲み水は確保してあります)、コンビニなんかもちろんない。あるのは島の自然と貴方だけ。 
正直、大学4年以来訪れていなかったのでどうなっているかとずっと思っていた。行ってやっぱり良かった。この十勝の山村田舎から、この美しい南の島(カヤマ島)まで辿りついたのは半端でないストーリーで、それでもなお、ヨットで世界一周に夢を馳せられるとは正気の沙汰でない?と私も3割は思うが、”人生を大いに苦しみ、楽しむ”としたら叔父の生き方にも共感できる。
その代わりついていく奥さん(叔母)は半端でない心境だろう。”沖縄のばっきゃろ~!!”と一人叫んでいたに違いない。小浜であった住人が”がむしゃらに頑張ってたもの~!!”と叔父夫婦のことを言っていた。一代でなんとか築き上げ、多くの観光客に海の素晴らしさを共有し自らが楽しいと思うことを人に勧められる強烈な人柄がそこにある。自分探しの旅はまだ終わっていないのかもしれない。この田舎の本別もカヤマ島にも共通したことがある。”何もない、でも何か非常に魅力的なものがある”だ。遺伝子は息子たちに引き継がれている。こんな感じで⇒ポチ 
 ということで従兄弟たちと一緒に海遊びしました。
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まず”石垣―小浜島”の高速船にのってから、小浜港で“Pちゃん号”(リゾートアイランドカヤマの船の一つ)に乗り換えます。N船長とその家族と一緒。
それから海散策、島散策してきれいな海にレッツゴ~。
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2月の海は地元の人が入らないだけあって寒いのですが、ウェットスーツをきればこれが不思議と温いのです。曇り雨の天気も、晴れ間が見えて本当にラッキーでした。

海デビューの子供たちでしたが、”お魚畑”ポイントでニモ(カクレクマノミ)を発見!カラフルな海の中に”ずんごい、きれ~だ~!”と雄たけびを上げ何度も海の中をのぞいていました。それから釣りもさせてもらい・・・
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釣れたんですが渋い顔”イタそうやな~”人生初のキャッチ&リリースやりました。

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リゾートアイランドカヤマ”の桟橋にて皆でぱちり。
抜けるような大きな青空、透き通る海、心そよぐ気持い風。”なんにもないけど、なにかがある”気分最高リフレッシュでした~。

これから海は本番の季節のころだと思います!リフレッシュしたい方はお問い合わせを⇒こちらポチ

 

2010年04月12日

♪きぃ~め~た♪~石垣のう~みにしよおぉ~♪”農業編”

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パイナップルってこうなってるの知ってました?
きっとヤシの木みたいになってるのかなって非常識なこといったりして・・汗
お土産に”スナックパイナップル”をと思っていたので畑でこれに遭遇した時はびっくりと感動でした。
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収穫待ちといってももうちょっと2月中旬にはだせたみたいですが直売場に”もうしばらくお待ちくださいの”サインがかかっていました。残念・・・

田んぼもあるんですね~石垣には。泡盛はきくところによるとタイ米から作ったのが始まりだとか異文化が入りやすい環境を、地元の環境に溶け込ませていったのが石垣の食にはありそうです。
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”明石食堂”というお店のソーキソバ。北海道のどちらかというと豚肉の文化がありますけど、沖縄も豚みたいですね。
名物のソーキソバだって、うどんのような感じ。小麦は海外からの粉にもかかわらず根強く地元の食材ですからね。粉と豚との融合があったんですね~。食文化になっているところがすごい。チャンプルにしても、いろいろ混ぜてもなぜかうまい。地元の人がいく居酒屋は美味しかったですよ。
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それから”石垣牛”をJA石垣と経済連も組んでブランド化に力をいれているようであちらこちらの店で”石垣牛”の看板が掛かっていました。観光と密にかかわる強さというか観光ありきの食も提案されていました。郊外にいくと結構和牛生産があると感じます。赤味も多くヘルシーな感じ。石垣牛の寿司をいただきました。素晴らしく美味しかったです。
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これ何ですか?でっかいヨシなのかススキなのか?そうです南国の甘さ”黒糖”のサトウキビの畑です。日本の甘味料といえば、沖縄のサトウキビと北海道のビートです。
この時期に収穫をしていました。しかも島に1台しかないという自走式のサトウキビハーベスタと遭遇。

約1.5hr、家族ほったらかしで作業を見つめていました。”お母さん、またお父さん話永くなるの~?!”と不機嫌だったにもかかわらず、
それでも飽き足らないので、作業員のおばちゃんやらお兄ちゃんやらと雑談してきした。
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仕組みは完全にはわからないのですが、構造を予想するとまず、油圧式のガイドオーガー(2畝分だから1.5m間隔)で巻き込むというか吸い込むようにしてサトウキビを体にいれます。それから胴体の下に円盤が回っていて根を刈り取り、残さ物となる皮や受粉した穂の部分を取り除き、1番目と2番目の風力機で外部に放出します。どこかで40~60cmくらいに裁断する装置があるんだと思いますが、製品はハーベスタのお尻に、大きなネットを引っ掛け(2パック分)て貯蔵します。
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正直、結構な丘りゅう地の畑が多いので作業は大変そうで、畑家もこの日だけだったらいいんですが、ゆかるみやすそうな土でした。
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最後は専用のクレーントラックのそばにネットをおいて、魚あみのようにダンプの中にサトウキビを開けていきます。この作業の繰り返しのようでした。ちなみに製糖工場までは20分くらいかかるそうです。

石垣のサトウキビは春植えと夏植えがあり、竹のように地中から這うようにでてくるので、夏植えは一昨年の植えたものを収穫するとのこと。畝の間は150cmほどだそうで、収穫期は1~3月までで、この時期だと台風を避けられるとのこと。
確かに2.5mくらいに育ったサトウキビがトウモロコシのように、スナップしてぶっ倒れていたら事件ですよ、現場は。ハーベスタも収穫しづらいこと間違いないですね。
また、まだ春先のほうが雨も少ないんじゃないかと思いました。露時期なら現場は最悪が予想されます。
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親切な作業員のおばちゃんが”ほれっ食べてみな”とナタで割った”採れたてサトウキビ”をもらい、早速かじりました。糖度は約14%ほどで、ビートの糖分よりも少ないとは思いましたが、逆に変な苦みを感じず、繊維の中から”ジュワっ”と黒糖独自の甘さが広がります。島によって味が違うそうです。やっぱりこの辺が農業の面白さなんでしょう。土と風土と育てる人たちで変わってくんでしょうね。
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この日は朝から”石垣島観光”島を一周ぐるっとするだけでも最高です。
玉取展望台、川平湾はめちゃめちゃ美しく、サトウキビの収穫もどこかのどかに見えました。畑で作業しているほうは、真剣そのものなんですけど・・・


2010年04月14日

”カイゼン”M家対決?

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”カイゼン”という言葉は世界にも通用するビジネス日本語だと聞いたことがある。
電子辞書によるとなになに・・・”悪いところを改めてよくすること”だそうだ。
確かに見渡せば、行きとどいていないことばかり。どこをとっても完璧なんかじゃない。

 農家はほどんどが親子間で、”現場での意思の不一致”。私も父とよく”あの道具どこやった?”とやりあったもので、”俺じゃない、何日か前につかってただろぅ?”とか始まったら、そういうもめてる時にかぎって余計工具なんてでてこないのだ。

 そこで上記写真のように工具を”視える化”してみた。簡単なことで、とにかく必要な道具準備して、パネルに絵柄を書いて”それが何かを表示するだけ”。これで親子間のくだらないケンカはなくなる。確かに”朝ごはんに何を食べたのかも覚えてない”のに工具の使った場所を思い出そうとするほう無駄だ。
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 以前からこうしてきたが、今年はさらに改良をしてみた。それぞれのトラクタ―に必要な工具をのせて、色わけをしてしてみた。以前はカラーテープで巻いて色分けしたのだが、テープがよれたり外れたりで途中で混乱をまねき、またそれがどのトラクターの工具なのか工具箱にも色つけをしてみた。こうすれば一目瞭然なはずだ。

 ”機械は使っているときに壊れる”のが常識で、農家というより私に治せるのはシアピン(取り換えボルト)を交換することや、しめなおしを行うくらいの仕事でしかなく、エンジンなんかがおかしくなったらディラーを呼ぶしか方法はない。要は復旧作業に必要な道具があればよいのだ。探す時間は無駄中の無駄になる。

 人が増えたときには特に重要になるんじゃないかと今年の新たな試みのひとつだ。道具をなくすのもしかたのないことだが、問題は何がなくなっているのかわかること。”これで失くした道具がわかり補充対象になる”なんぼドライバーセットを無駄に買ったかわからない。別にセットじゃなくてよいはずだ。
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 しかも、道具にもそれぞれ呼び名がある。”モンキー””メガネ”という道具がある。知らない人は”自分のこと(怒)?””虫メガネ?”とかになってしまい、誤解を生むどころか、パントマイムしてもわからない。だから工具を覚えてもらうしか方法がないのだ。”特大のモンキーもってきてくれ、頼む!!”なんて動物園でいっちゃら大変な事件になりそうだ。ないけど・・・

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そういえば、浦安のM家もやっていた、こんなふうに。
うちはハンマーならハンマー類、ドライバーならドライバー類と”Zooning"に注意してみた。また人の動線から頻度の高い工具を選んだつもりだ。
”面白さ”は負け!~だけど”楽しさ”はTDL並みだ(自己満足だけど)。

 さぁ今年も、作業効率UPで復旧作業や経費削減に取り組もう!!

”ゆめちから”の兄弟?北海262号!

チホク会という勉強会がありました。
それはこの会始まって以来の寒い小麦研修会となりました。
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まず自分ちの畑の”ゆめちから”を視てから・・・。あれ、この斑点模様はなんだべ?病気?薬害?と宿題をもって参加。
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今年のコースは音更町と芽室町の農家さんをぐりっとまわって、十勝農業試験場にて新品種や既存品種の特性について研修しました。
なにせここ4月は寒い!!去年あれだけふった大雨も温かくならないので畑から抜けていっていない感じ。昨年は4月10日には”春よ恋”まき始めましたけどなんか寒い。
畑によっては乾いていて、畑によってはまだぬかるむ感じ。
 勉強会はそのぬかるむ(昨日も雨と雪がふりました)中行われ・・・
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午後一番の十勝農試の研修はこんな感じで、横殴りの吹雪の中。
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と育成選抜を抜けてきた優良品種がここでさらに試験を受けます。ここで実際の農家の栽培状況に近い試験をいろいろやっています。肥料、農薬、病気、収量、品質、食味検査まで。育種は大変なお仕事なんです。
 ん~それにしてもすごいホワイトアウト!鼻水をすすりながらの視察です。
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いました~!発見”ゆめちから”の兄弟分?”北海262号”まだ名前が決まってもいませんし試験段階。”ゆめちから”でさえ、まだ普及も見たこともほとんどないのに、こうして次の選抜がされているんですね~。特徴はパン用粉である病気にも耐性をもっています。
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これは、北見85号といって、中華めん用に開発しているものだそうで、”キタノカオリ”の代替になるかもしれません。”キタノカオリ”は各地でピンチの声が聞こえます。確かに、栽培するにはここ数年、難な年がつづいていますからね~。でも、”キタノカオリ”は独特の色味ともっちり感、そして職人魂をくすぐるじゃじゃ馬的な要素をもった小麦。毎年味の違いあると思います。

 で、結局一番最初の斑点はなんなのか?病気の一種にかかっている種子を利用したからではないかとの推測がされました。視察した農家さんでも同じ症状が見られ、品種の特性と昨年の雨の影響で、種子に付着した病気もあったのではないかとのことでした。
 対策としては、種子消毒をきっちりおこなうことも重要で、同じ試験でも種子消毒ありの圃場は、ほとんど枯れがないということ。

 畑はいろんな発見があって、出会いがあって、人間業じゃどうにもならいなこともあって、将来を見つめる匂いがしてきます。

2010年04月16日

”北方ジャーナル” に麦チェン掲載

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「禁煙ファシズム」を許すなが目立つ衝撃的な見出し。
そして、”時代を撃つ北の報道・評論誌”北方ジャーナル(2010年5月号)という雑誌に生産の取り組みが掲載されました~パチパチ。
 私もこちらの記者の方から取材の連絡を受けた時には、”北方ジャーナル?”右系?左系?それともポルポト派・ネオナチ?なんだべ?と思いましたが、北海道の経済や地域の問題点を深く探る社会派で硬派な雑誌なのがわかりました。
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 しかしながら、ススキノ情報もあったりして・・・硬派の中にもチラリズム的なこともあります。でもススキノも立派な経済圏といえばそのとおりだと思います。

 記事は、帯広の老舗だけど地域発信型パン屋”満寿屋(ますや)パン”の小麦の地産地消の取り組みと一緒に掲載させていただきました。中でもますやさんの”麦音”は100%十勝産小麦にこだわったパンの提供が最大の売り。畑もパンやもレストランも併設していて日本一の敷地面積をもつパン屋です。
私たち夫婦も去年の新装オープンに呼んでいただきました~そん時の様子⇒ポチ
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 タイトルには””小麦”で農場から食卓まを結ぶ営みが大きな可能性を生む”とあります。末端の生産者個人まで行けばここまでの話はすごいことのように感じますが、今まで大きな組織の中でもこうした”大きな可能性”という言葉が聞かれてこなかったのが残念です。ますやの社長さんも私もどこか共通点はここらにもありそうでした。
 
 北海道の”麦チェンジ”キャンペーンの一環で取材をしていただきましたが、こちらのバックナンバーの農業特集も興味深いものがあります。江別市の”麦の里”と題した小麦サミットの取り組みや、下川町の”はるゆたか”手延べうどんの製作・販売までの過程だとか、どれも結構なドラマが町つくりでは展開されているのがわかります。 

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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