トラクターで豪快に雪遊び~してるわけではありませんよ。
3月6日に融雪材をまきました。よくDIYストアとかで使われる塩化カルシウムではなく、炭酸カルシウム(通称タンカル)と呼ばれる肥料に墨というか炭なのか、黒く着色されたものを20kg/反にまきます。
タンカルは土のpHを調整する役目もありますが、量からいってもその役目よりも雪を溶かす目的でつかっています。マグネシウム(苦土)入りのものもあり、土壌分析からも何かしらのたしになるよう苦土タンカルを利用しました。
500kgのパックから、モウモウと黒煙がたちこめるので、顔は真っ黒、鼻穴はいつもの倍以上?黒くなります。
撒いている畑は、秋まき小麦(ホクシン、きたのかおり、きたほなみ)と春まき小麦(春よ恋、はるきらり)の畑が中心です。春まき小麦は、霜でやられるというのは本当に稀なので、早期に種まきしたいのが理由なのと、秋まき小麦は雪中の雪腐れ病発生の危惧と春先の追肥を早期にやりたいので畑を乾かす必要からです。といっても、雪の深さも関係するので、”まけば良い”ともなりません。コストもかかるし。ただし、去年の大雨(本別町は過去最高の1063mm!!!)は秋の土の水分もずいぶんのこってるんじゃないかなと思い、なるべく水が引くのを早くさせたい気持ちもあります。
朝の9時くらいまでは雪もカッチカッチで、何tもあるトラクターが走っても沈みもしませんが、正午近くには気温も上がって雪も溶け出しザグザグに。冬眠中の小麦をタイヤで引っ掛けたらマズイということもあって、午後はやらない判断もしました。でなかったらWタイヤにしなくても良いなと反省したり・・・
撒いたらこんな感じ。真っ白い雪のキャンバスにほんのりと色づけされているかんじ。これが太陽さんに当たって雪がグングン解ける原因になるんです。結果は10日もすればわかってきま~す。