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明日に向かってつち!!

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早くもこの時期なんですね。
恒例の土壌分析。

土を計ることって何につながるんでしょうかね。

1.天気は神のみぞ知ること。人は土の上に生きてるのだから、土を客観的に知る必要がある。

2.特に経験の少ない私のような農業人が思うのは、土の状態の推移を将来の財産として後世に残していく必要性がある。

3.今までの肥料のやり方に無理や無駄がないのかチェックするため。

どれが正解の土つくりなのかはまだわかりませんが、とにかく毎年のデータの積み重ねと施肥した肥料の量や内容を反省する材料にもなります。匠のような、感的なものだけでは特に農業者人口が減っているなかで日本の農業を支えるなんてことはできないと思ってます。

今年は雨が散々降り注ぎ、土壌成分も流出傾向にあるんじゃないかと予測してます。

また来年にむかって、反省→計画→実行→観察の土つくりの開始です。


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コメント (2)

弘照:

・土壌分析は製品品質向上、収穫量確保を行うためにも、大切なことで是非継続してやってもらいたいと思います。

・このようにデータを蓄積し、次の年に活かす方策はTQC活動(Total Quality Control,品質改善活動)と言われており、その基本はPDCA(Plan,Do,Check,Action)を着実に行うことです。何をしたいか計画をたて、実行し、その結果をチェックし、改善事項を次の実行につなげる活動です。

・これはちょっと大げさにいえば日本製品が海外製品に比べて優秀な品質を保っている基本の活動なんですね。

・農業の場合、PDCAのサイクルが1年1回でサイクルが長いのでデータがとれるまで根気が要りますが、今回の例で言えば、土壌分析につなげるために、天候(温度、湿度、降雨量、晴天、曇天、風、・・)植える種の種類、植え付け時期、使用農具、土地の排水状況、肥料種類と量、除草剤種類と量、除草タイミング、土の固さなど主要関連項目を洗い出してその相関関係を見つけ出せれば、ノーベル賞がもらえるかも??

・とはいってもこれをやるのは大変な労力がいりますので 無理しないでやれる範囲で少しずつ着実にやってほしいと思います。必ず何年後かには成果が出てくると思います。
がんばって!

チョット堅い話でゴメンナサイ!!

                       弘照

しげパパニコニコ:

弘照さん

 いつもメールありがとうございます!
さすが、世界で戦ってきた元大手エンジニアのご意見。勉強になります。

 といっても、当たり前のことというか、勘だけで仕事はしちゃいけないし、それでは次につながるのに相当な年月がかかります。農業は典型的な産業じゃなかろうかと思います。一次産業にないのは、確固たるデータ。地域ではあっても、各畑やその時の気候でまったく違う結果になりえます。

 本当にいろんな要因があるなかで、その相関関係をまとめるのは経験も、知識も必要で、次の世代に引き継ぐためにもこうしたブログ(その時の生情報)をデータとして残すのも私の仕事だと思ってます。

 ”農家は毎年一年生”ですが、大きな一年生に毎年なれていたらと思います。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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2009年11月17日 23:50に投稿されたエントリーのページです。

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