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来たぁ~~!!”春よ恋”収穫

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来たぁ~~~”春よ恋”収穫完了です!当農場の香味麦選シリーズの人気No.1でもある”春よ恋”です。今年も適期に収穫できましたぁ。
今年は第一クールが8月12日。第二クールが8月15日。第三クールが8月17日と約3回に分けて収穫完了しました~。パチパチ。ここでも、3回目は天気予報にない雨に見舞われ苦戦を強いることに・・・。どうして天気続かないのでしょうかね。エルニーニョ恐怖症です。

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8月12日は曇り時々晴れ曜日。水分も18~19%くらいで今年も楽に収穫できるかなと思いきや、16日に雨予報となり、慌てて15日に結構。二日ともに夜中までの作業になりました。

春小麦というか、ヒゲ(ノゲ)のある品種は皆そうだと思うんですが、収穫中のコンバインの中で悪さをします。それは、一本一本の毛が機械の中でむしれ、茎を排出するストローウォーカーとか、プレシーブ(小麦の実が落ちる通しの部分)に目詰まりを起こすんです。それでうちの対応としては、原則2回ダンプに小麦を排出したら、エンジンコンプレッサーの超強力な風でその一本一本のヒゲの塊を取り除く作業を毎回やります。一回につき、きっと20分~30分程度の作業ロスになりますが、それが塊になってびっしり張り付くと、小麦が2番の通しに入らないで茎と一緒に排出され、大きなロスや機械の負担による故障になりかねないからです。
やり方が悪いのか、機械の能力の問題なのか?
毎回、飛び散ったノゲに首回りや体中刺され、カユイカユイ。
だれかいい方法おしえてくれませんか?
特に、傾斜の下りでは、茎が早く(平地よりも)でないため、多く詰まりやすく感じます。
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北海道新聞の全道盤にも、季節の便りとして掲載いただきました。ありがとうございます。

雨の日も、曇りの日も、晴れの日もコンバイン、ロクロクよ、よく頑張った!
あとは”はるきらり”のみ。もうひと踏ん張りやろうぜ!

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コメント (2)

弘照:

「春よ恋」の収穫ご苦労さんでした。適期に収穫できてよかったですね。それにしても雨との戦いでしたね。
ヒゲの目詰りはロクロクの構造がわからないので 何とも言えないのですが、ヒゲと小麦との重量差を利用してストローウオーカーの下から弱い空気を噴き出して選別する方法はないですか。思いつきで実現性はないかも?
今年もおいしい春よ恋を期待しているよ!!

しげパパニコニコ:

弘照さん

 メールありがとうございます。さすがエンジニア出身だけあって、ロクロク(コンバイン)の構造を察したようですね!
 実は、風も送られています。微量どころか結構強いのが。このヒゲ問題については、小麦の水分、収穫の湿度、機械の構造といろりろと考慮しなければならいなことがあるんです。
 知人の別の収穫機はそんな問題ないとの報告もあって、なにが原因なのか分からないといつもカユイカユイの連続ですから。メーカーにも聞いています。
 今年も楽しみにしててくださ~い。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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2009年08月19日 01:40に投稿されたエントリーのページです。

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