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2009年08月10日 アーカイブ

2009年08月10日

畑コロコロ

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秋まき小麦が収穫を終えた次の日から、気づいたように晴れてます。快晴、十勝晴れの連続です。
これを機会に、小麦畑に残った、麦わらを集めに酪農家の皆さんが集まってきます。

麦稈といって、牛にも一部は食べさすようですが、ほとんどの場合牛さんたちの寝どことなります。
今年は晴れて乾燥した良い寝わらになりそう。ふかふかのベットで気持ちいでしょうね~。
しかも、キタノカオリ圃場は実つきですよ!牛さんも”すげぇ、麦つきだ~!ラッキーとむしゃむしゃ食べるんじゃないでようかね。

麦稈の作り方。
1.モアと呼ばれるバリカンや円盤式の機械で、小麦の刈り株を根元から切ります。

2.テッターと呼ばれる機械で、畑いっぱいに麦殻を広げ、乾かします。

3.今度は麦や草を一列(ロールベーラーで集めやすいように)に集めてくるテッターで一列に麦からを並べます。
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4.ロールベーラーで麦を圧縮しながらグルグル巻いていきます。
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5.大きな先のとがったホークつきのタイヤショベルでロールをさして、ダンプやトラック等に運びます。

注意点は、晴れの日に一気に仕事をすること。たしかに、寝わらのベットが濡れてたんじゃ、牛さんも好い気しませんよね。逆にカビだとかストレスの原因です。

畑にはコロコロと麦稈ロールが膨大な量できています。

今度は寝わらが堆肥になって、うちの畑に戻ってくるんですね~。
地域循環させて、有用な微生物たちをいっぱい含んで戻っておいで。


シニフィアン・シニフィエからの贈り物

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秋小麦の収穫が終了した日に、東京のシニフィアン・シニフィエ様から贈り物が届きました。収穫のご褒美に貰った気がしました。

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真紅の重厚な箱をあけてみると、中には”クグロフ”が入っていました。
早速たべたかったのですが、麦の乾燥に手がかかり2日間冷蔵庫に。
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”クグロフ”って書いてますけど、私にはさっぱり。妻にクグロフだよっていわれ、すごい豊潤ないい香。
しっとりしていて、栗やチョコレートが程よくちりばめられていました。ブランデーなのか洋酒も入っていて大人な味だなーと堪能していると、3歳の息子と6歳の長女が一片、ガブリと食べて”おいしぃわぁ~~”と一言。
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7月上旬にあった”ベーカリーキャンプin十勝2009”のイベントで来日され、当農場の畑まできていただき、その後の懇親会でもお話させていただきました。
志賀さん ”パンのこと、酵母のこと、わからないことがわかるまでパンを続けたい。80歳までやるから、前田さんもそれまで農家やりなさい。”

私 ”私は65歳で引退する予定ですが・・・”

志賀さん ”意欲の続く限りいつまでも続けられるだよ。”

なんて言われ、確かにそうだな。熱いうちは疑問やこうしたらいいじゃないかっていうアイディアってだそうとするよなと改めて感じました。粉によって、酵母によって、作りたいパンによっていろいろ配合を変える。でも、基本は、自分がパンやお菓子作りを楽しむこと、新たなことを発見すること楽しんでいるのが印象的でした。

時間をかけられて作った深い味わいのクグロフ、どうもありがとうございました。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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