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Let’s go 小豆~。

5月21日晴れ曜日、小豆の種まき開始です。
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豆類はあったかい気温がいいみたい。なぜかって?種まきする時も、畑の土の温度(地温)があったまったときが良なんです。試験場によると、出芽までの平均気温が10度の時は24~27日で、12度だったら14~18日なんですって。やっぱ寒いとなかなか出てこないイメージあるもんな。ということで、この日は夏日となり、畑にいても”もは~、むは~”と暑さを朝から感じました。連日の晴れ曜日で、地温もあったまったってますし、レッツ種まきです。
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もちろん、前段階で整地をしておいから種まき。後ろの人は何をしてるかというとチェックです。
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プランターという機械で作業をします。プランターの機能は、種の筋道をつくる舟のような形のものがあり、それの後ろに肥料がこぼれ落ちてきます。それから同じような仕組みで種を播いて土をかぶせ、最後に鎮圧して土を落ち着かせます。駆動は、うちの場合はプランターのタイヤが回転することにより動きます。
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種の入ったタンクからこぼれ落ちてくる豆を穴の開いた、種板と呼ばれるものが回転して種を土の中に落としていきます。2~3粒、だいたい18~20cmの間で、深さ3cmくらいで播きました。この穴からちゃんと豆が落ちているかチェックする。こればプランターの後部に乗る人の最大ミッションなのです。
もしかすると、〇穴に丁度よくピッタリはまってしまう豆粒があったりすると、そこだけ欠株になります。
うちのは、ガムテープの人間技で、2粒落とそうと試みてます。多すぎても5.6粒まいても不思議と駄目なんです。散らばしてまくのならまだしも、ただ密集していても、窮屈に競ってみたり倒れたり、栄養が分散されたりとあんまり良い方向に向かわないからです。
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さぁ、いつでてくるべか?今年もビートからできた砂糖とコラボして、美味しいあんこになってよ~。


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コメント (2)

no-ota:

こんにちは。
自分は、21日は、金時(福勝)を播種しました。
なぜかというと、沖積土で小麦の前作に馬鈴薯を持って来れないからです。今日見に行ったら恵みの雨ですでに発根しておりました。順調に収穫して早めに小麦を植えたいです。去年キタホナミ播種遅くなってしまったので、茎が細くて新品種の馬力は影を潜めております。乾性火山灰で、ペーハーも低いし、牧草の後なので有機物もミネラルも不足気味の畑なので今後作りながら肥やしていくのが課題です。
 小豆は大納言ですか?
自分は、今年キタロマンにチャレンジです。
小豆は、1粒まきより2粒で変動係数をいかに少なくするかが、鍵ですよね。
 金時は、1粒にするとテキメンに整粒率が上がりますが、小豆はだらだら花が咲いてしまうので、作りこむのが難しい作物ですよね。
 密植にしてN少なめの燐酸、ミネラル、カルシュウムガッツリが自分の畑では、良かったですね。
 畑が少ないので毎年小豆を作らないので自分もまだまだですが、遅く収穫しても良いのでしたら、T社で持ってきているハイグリーンアップなんかは、亜鉛や苦土の効果でじわじわ生育期間が延びて増収ということもありましたね。
 自分は、現在は、有機入り化成肥料にようりんをブレンドして、カリ過剰を防ぎつつ根圏に微生物を着床させて、少ない有機質を無駄にしないように、なおかつ耕盤を作らないようにして根を張らして作物の力で畑を柔らかく出来ないものかと挑戦しております。
 シゲサンは、ダブルソイラーを使ってらしゃいますが、地温は半端なく上がりますね。
チゼルプラウ刺したら重たくてトロくさいから挫折しそうになるんですけど、畑の土をほじくるとこれは、面倒くさくても結果に繋がる仕事だなと実感しております。
 ヒントをいただいてありがたく思っております。感謝です。
 ちなみに11日の銀河線のソフトボール大会に自分もロートルながら参加しようと思っています。
 お会いできたら良いですね。
 楽しみにしています。でわ。

しげパパニコニコ:

no-otaさん

 いつもメールありがとうございます。
”深いい話”ならぬ”深いい土”の話ですね~。ありがとうございます。うちも6年前までは、金時を播いてましたよ。ただ、”春よ恋”をまいて秋小麦の前作にし始めたのと、当時のことを思うと、小麦の穂発芽よりも、金時の色流れのほうがリスクが高いと感じてました。確かに”積めば”違うのかもしれませんが、労力的な問題を考えると断念しました。
 金時の色流れは”いったい何やってるんだ?”と天気に当たりたくなりますよ。

 T社の微量要素肥料使ってますよ。うちも最初は小豆からはじまりました。Ca,Mg,を基本に微量要素が重要だなんて、最近までしりませんでした。土壌分析の数字にも、年々の投資が現れてきている感じがします。それでも、まだまだ肥満体質の畑もあるので、太りすぎない健康な土を作っている途中です。

 ソフト楽しみにしてま~す。本別が当番で~す。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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2009年05月22日 21:24に投稿されたエントリーのページです。

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