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今年も始動!ビートポット!

2月28日から、ビート(砂糖ダイコン)のポットつくりがはじまりました。
そうです、今シーズンも開幕なんです。

ビートって何?という方に。ビート=お砂糖(グラニュウ糖)です。産地は北海道全域。日本の砂糖は沖縄のサトウキビと北海道のビートしか事実上ありません。

さて、まだ3月上旬。畑はまだ一面雪の大地なわけで・・・。ビートは主に2種類の撒き方があって、1つは移植すること、もう一つは直幡といって、種をそのまま畑にまくことです。もちろん、この時期、雪の上から種をまく直幡の方はいません。つまり、生育日数(50日程度)たって、ある程度大きくなった苗を植える作業が移植作業なんです。その工程をみてみますと・・・

1.ポット(苗床となる紙筒)に土(肥料入り)をいれます。
CIMG4286.JPG

2.種を播きます。土は蜂の巣上になっていて、およそ1cmの深さくらいのオオトツを作った中に種をまきます。穴があいたところに、種を落としていきます。
CIMG4295.JPG
種には、4~5品種くらいあって、私のいる管轄では白色と紺色の種をまけます。色の違いは精糖工場が違うんです。今年は、アゼンド、HT28、リッカーという3品種をまきました。それぞれ、根重のあるもの、糖分のあるもの、病気に強いものなど特性があります。
CIMG4296.JPG

3.覆土(土では種穴を埋め、温室ハウスに並べていきます)。
CIMG4289.JPG
一日、600~650冊くらい、6haぶんくらいはつくります。人がいないともしくは、機械的なラインがそろわないとできません。昔は全てマンパワー。土入れも、苗運びも移植も。途方にくれるような作業体系だったようです。

世の中の景気は全然、甘くないけど、農家のビートは甘いですよ!

是非、こころ安らぐひと時に。ちなみに、本別町に工場がある北海道糖業からは、”ほのぼの印”が代表です。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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2009年03月07日 21:47に投稿されたエントリーのページです。

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