ビートの収穫がありました。今年の収穫物は完了です、パチパチ。
今年は大きく二回に分けて出荷しています。
1回目は10月16日から24日までを1回目の掘り取り。2回目は11月4日から13日までかかりました。
ところで、ビートは何になるかご存知ですよね?Sugar beet(シュガービート)というだけあって、お砂糖(グラニュウ糖)になるんです。収穫どうしたかって、こうしたんです・・・↓
写真は10月24日の写真。ビートの大根部分が土から盛りあがっています。この品種は直根系の品種。分枝根みたいな品種もあります。まだこの頃、10月終わりくらいまでは、葉っぱも生き生きとしていて、立っています。11月にはいり、霜に何度もあたるようになると、段々葉っぱもしなびてきて、垂れた状態になっていきます。
27cmの靴と比較。計ったことはないですけど、きっと2~3kgくらいあります。葉っぱは砂糖にはなりません。ですので、畑の有機物として還元されます。
ビート収穫のポイント
掘り取り時期は?:”基準は甘くなってから?!”ということですが、精糖会社が事前にこの地区の畑はいつからいつまでと指定します。それに合わせて農家の人は収穫するんです。
甘さの秘訣は?:基本的には寒暖の差があるほうが甘くなる傾向があります。”寒くなる”といっても霜が降りるくらいですから3℃以下ぐらいになることでしょうか。10月中旬時点では、大体霜も降りてきています。
ビートの葉っぱをきった状態の写真。りんごのように、糖蜜が中心からにじみでています。この蜜自体が甘いと糖分もあり、重量もあるビートになります。舐めるともちろん、甘にがい感じがします。
甘さの目安は?:糖度~%とでるのですが、農家は出荷するまで自分のビートがどのくらいか、わかりません。ただ、大きいもの(人の顔くらい)でも、水ふくれしているようなビートは糖分があまりないビート。逆に同じ大きさでも糖分の高いものは重く、少々トラクターがふんずけても、割れたりしません。これを目安に”今年は糖分あるみたいだな~、ただの水(ふくれ)ビートだな~”とか思って収穫するんです。
次回、機械収穫の模様をお送りします。