« ”春よ恋”の穂ばらみ期 | メイン | 草を見ずして、草をとる! »

ライコムギの全貌、明らかに!

ライ麦×小麦=ライ小麦 ですが、ついにその全貌を露わにしたのです。じゃじゃ~ん。
CIMG1666.JPG
お~、なんか良く小麦の写真やお菓子にのりそうな形のやん。みたいな綺麗な巣立ちの良い感じ。

しかしながら、肥料が足りないのか、穂の厚みは感じられません。これから乳熟期、登熟期を迎えるのでそこで、更なる厚みを感じさせるのか?なと思うわけで。

しかし、予定外だったのは、春小麦(春よ恋)より、先に出穂したこと。同日にまいたわりには、早く穂がでたし、このままだったら大抵の場合、”春よ恋”より収穫も早くなりそう。左:ライコムギ 右:春よ恋
CIMG1665.JPG
隣の”春よ恋”はこんな感じ。出穂初め。
CIMG1668.JPG

こりゃ、コンバインの準備忙しいなと、今後の作業も不安になったりするのです。

でも楽しみだの~。ビスケット、クッキーなんかにも合うとか。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.food-sommelier.jp/staff/mt-tb.cgi/2374

コメント (2)

hilltopefarm:

こんにちは。
ライ小麦は、Ryeberryと呼ばれているものと同じですか?確かに、穂の色合いや、ノゲの突き出し方に、ほのかにライっぽさ?が残っているような・・・・?
山梨のブドウ畑には、良く、ライ麦を緑肥用に蒔いてあって、刈残しが細い穂をたれてます(^^)

ファッロの蒔き時、やはり秋蒔きだって・・・がぁ~ん(+.+)
しかし、芽が動き出したばかりなら、時々水やりをしながら、冷蔵庫に4週間入れて予冷すれば、穂が出るそうです。

しげパパニコニコ:

hilltopefarmさん

メールありがとうございます!すごい!アカデミックにご意見いただける方も大歓迎、非常に助かります。自らも、北海道の品種を本州で栽培するところ、趣味でなく玄人さんですね!これからも、いろいろ教えていただければと思っています。

さて、ご質問の
ライ小麦は、Ryeberryと呼ばれているものと同じですか?ですが、わかりません。種苗メーカーに問い合わせてみます。穂まではなったので、7月2日(今日)あたり、花がつけばきっと実はなると信じこんでます。

ファッロのほうは、ご指摘のように休眠が必要な秋まきの様相です。もはや原生林とかにはえている、”やちぼうず”のようなボケた麦みたいな感じでしょうか。秋に残りの種で来年に向け頑張る予定です。
”芽が動き出したばかりなら、時々水やりをしながら、冷蔵庫に4週間入れて予冷すれば、穂が出るそうです”とのこと。試験場の方に聞くとそのとうりで、休眠からさめないと、種を残す時期を間違うというか、安心してしまうというか、子孫を残さないですって。

ん~hilltopefarmさん、詳しい!是非一度お会いしたいです。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

フードソムリエTOPへ

プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

food-sommelier.gif

About

2008年06月30日 23:26に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「”春よ恋”の穂ばらみ期」です。

次の投稿は「草を見ずして、草をとる!」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページも見てください。

MovableType

Powered by
Movable Type 3.35