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NEW COMER”きたほなみ”&"北海261号”

北海道の小麦の最先端。十勝農業試験所を十勝・小麦の生産者団体が圃場視察・新品種の導入を兼ねて視察研修しました。
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今年度より薄力粉ならびに、北海道の9割で作られている”ホクシン”は”きたほなみ”という品種に順次
代替されていく予定です。特徴として、ホクシンよりも1割ぐらい増収傾向、灰分が低めで製麺性にすぐ
れる。うどん用の面にはつやがあるとのこと。写真下。食料確保が世界で困難を極める状況がせまるなか、こうした品種は絶対に必要ですよね!
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実際、道立農業試験所の試験圃を見てまわりました。おもしろそうな品種がそこらじゅうにうわさってま
す。基本的には従来ある品種との生育の違いや収量性、耐病性、肥培管理方法などを検討しているよ
うです。
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それと製パン性の優れる”北海261号”ですよ!まだ奨励品種にもなっていませんので、名前がありませんけど、キタノカオリの後継者に予定され、超強力粉タイプの品種。冷夏・多雨年に特に起こりやすい”低アミロ”になりづらいところが、最大の特徴。ホクシンやきたほなみと混ぜて使用することも、十分可能なようです。

日本は全体的に温暖湿潤気候で、外国のように収穫期に乾燥する日がつづくということはあまり、ここ北海道といえどもありません。本来小麦には適さない地域で栽培しているのかもしれませんが、品種育成は世界一ともいえるのではないでしょうか。安定的な品質で高収量、それぞれの用途にあった品種改良が何十年もの間、継続されやっとここ数年、日の目をみることになってきました。絶対、世界に誇れる品種になってきていると思います!

この超強力系”北海261号”も、楽しみな品種です!デビューはいつかな?
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コメント (2)

葉月:

まじめなお話なのに
麦の写真に目がいってしまいました。
きれいです!!

しげぱぱニコニコ:

葉月さん

メールありがとうございます!写真きれいといわれると、素人ながらうれしいですね。試験場は、少量多品種で育種をおこなっていますので、パッチワーク的に小麦や他作物がうわさっています。

北海道の小麦の育種は米同様に素晴らしいものができそうな期待感にあふれています。応援よろしくお願いします。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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2008年06月21日 18:55に投稿されたエントリーのページです。

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