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甘~い!ビートの作り方 その壱

今年もついにシーズン開始。

初めに家ではビート(てん菜)のポットつくりが始まった。

北海道でつくられる砂糖(グラニュウ糖)はビートが原料であり、十勝でも代表的な作物のひとつだ。

ビートは2種類の植え方がある。直播きと移植だ。前者は雪解け後、畑の凍結がなくなり、地温が上昇してから直接、種をまくやりかた。後者はビニールハウスで約45日程度育てたポット(育苗株)を畑に移植するやりかた。生育期間が長いため収量性に安定感があり、かつ悪い種や株を初期段階で選別できるメリットがある。デメリットは管理があり経費がかかることだ。

1.蜂の巣上になるアコーディオン式の紙ポットを、突起板にのせて土をいれる。
写真1
CIMG0376.JPG
写真2
CIMG0379.JPG

2.土のずっしりはいったポットを天地返してポットに種(ヨーロッパの品種)をまく。
写真3
CIMG0380.JPG
写真4 種はコーティングされていて、色は精糖会社でそれぞれ違う。北海道糖業のはスカイブルー?
CIMG0383.JPG

3.種が見えては、発芽不良を起こすので表面に土を覆う。それを運搬機でハウス全体に並べる。
写真5
CIMG0373.JPG
写真6
CIMG0372.JPG

4.途中9.3時に皆でわきあいあい、いっぷくする。ふ~~~、ほっ。
  この作業を3日半つづけ今年の分は完成。あとは3日後に水やりです。

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プロフィール


前田 茂雄(まえだ しげお)

【プロフィール】
1974年 北海道・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。
103ヘクタールの耕作地で、小麦(ホクシン、北の香り、春よ恋)小豆(エリモショウズ、キタノオトメ)、甜菜を生産。

三児のパパ。
趣味:テニス、映画鑑賞、旅行。
(写真提供:日本農業新聞)

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2008年03月03日 23:42に投稿されたエントリーのページです。

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