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佐藤朋康 アーカイブ

2008年9月27日

はじめまして

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はじめまして、CROPSメンバーの佐藤 朋康です。

これから自分もこのブログに書き込むのでよろしくお願いします。

うちは幕別町中里という地区で、総面積64ha作付けしている畑作農家です。

作っている作物は小麦、馬鈴薯、人参、長芋、蕎麦を作っていて。
今年からスイートコーン、かぼちゃ、ごぼうと品種を増やしてみました。

どうやって作物が生産されているのか?とか、普段の農作業風景なんかをお伝えできたら良いな。
と思ってます。

これからよろしくお願いします。

2008年10月25日

9~10月の農作業

佐藤朋康です!

2回目の更新です☆

今までの事を一気に載せようとおもいます。

写真1は芋ほりの写真です。


写真1
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写真2
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写真2は掘った芋を、工場に運ぶためのコンテナに入れているところです。

芋の入ったコンテナは1tくらいの重量になります。
きちんと量った事がないので自信ないですけどね。

芋ほりは品種や作業機にもよりますが、1日30a~1ha辺り掘ることができます。

写真3
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これはコンベアから上がってきた芋を選別しているところです。
腐った芋、日に当って緑色になった芋、病気や虫食いの芋、雑草、土塊をここで取り除きます。

もちろんここではすべて取り除けないので。コンテナに入れた後、工場でさらに選別します。

芋ほりが9月から始まり、10月の頭に終わりました。

次は南瓜の収穫です。
写真4
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南瓜畑です。
広そうに見えますが、70aぐらいの畑です。
コレ全て手で収穫します…

写真5
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コンテナに入れているところですね。
底が深いのでとても入れずらいです。

写真6
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ねずみに食べられた無残な南瓜。

品種はケントという品種です。
収穫は3~4日ほどで終わりました。

手で収穫はやっぱりきついです。
収穫が終わった後に家族で温泉とマッサージに行きました。

現在は加工人参の収穫をしています。
それはまた後ほど。

2008年12月 6日

人参掘り

佐藤朋康です。ご無沙汰でした。

今回は人参掘りをお伝えして行きたいとおもいます。

生食用の人参(向陽2号等スーパーに並べられる物)は、農協や業者が掘っていってくれるのですが。

加工人参(ジュース等になるもの)は自分で掘ります。

写真1

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掘った人参は選別台で腐った物、割れのひどい物、奇形の物を取り除いて選別します。

写真2
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パックが一杯になったら機械からおろして、ショベルで運びます。

写真3
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作業内容はこんな感じです。

加工人参は全部で50aほどなので4日ほどで終了です。

2009年2月11日

秋起こしと牛蒡掘り

芋掘りやニンジン掘りが終わったらプラウという機械で畑起こしをします。
起こすっていう言葉は北海道だけかもしれません。

前に千葉県の農家さんに聞いたら、「うなう」もしくは「耕す」というみたいです。
北海道弁なのかな?
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トラクター TM155
プラウ スガノ3連リバーシブルプラウ

最近ではヨーロッパみたいに起こさないで、スタブルカルチ等を使って不耕起栽培が増えているみたいです。

次は牛蒡掘りです。

うちは作り始めたばかりで、収穫機がないので借りた機械で掘りました。

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トラクター マッセイファーガソンの90馬力、借り物なので正式名称不明
作業機 ハタケヤマ

この牛蒡は加工用なのでかなり太らせてます。

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これが終われば最後の収穫、長芋掘り。

2009年6月11日

この時期に雨が降ると、たいての農家は休みになります。

でも、うちはまだ長芋の蒔き付けが終わってないのでちょっとあせります。

トレンチャー作業はなんとか終わりました。

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この機械を使うときは、
トラクターのギアを1番遅いギアをにしなければならずかなりの時間を使います。

今年はチェーンと刃をハタケヤマからカワベに取り替えてみました。

ハタケヤマはチェーンから刃の部分が離れているので

カワベのチェーンから刃の距離が近いタイプに替えてみました。

実際、4haほど使っても刃の減りが遅くなった気がします。

チェーンのブレが少なくなったからかもしれません。


自分がトレンチャー作業をしている間に
親が長芋の種芋を植えます。

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植える間隔は各農家によって様々だと思います。
うちの場合は約20cmで植えます。
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今回はちょっとマニアックに書いてみました。

2009年8月 9日

レッツ!コンバイン!

昨日8日に小麦刈りが終わりました。

今年は収量が畑により、かなりバラつきがありました。

少ない畑では1反(10a)6~7俵(1俵60kg)
多いところでは13~15俵!!

あくまで目検討ですが。

この地域のこれから主流になる新品種、キタホナミはなかなか獲れたと思います。

コンバインの名前の由来は、コンバイン=結合 刈り取りと脱穀を同時に行うところから
と聞きました。

小麦刈りは地域ごとに行います。

なんせコンバインはものすごく高価な機械なので、個人では新車はなかなか買えません。

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収穫の様子です。

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広い所では3台♪
TX64プラス
CS6402台

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排出中。
最近は業者に運んでもらってます。
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それに夢中の甥っ子。

2009年10月 8日

台風だ~

とうとうでっかい台風が来てしまいました・・・

9月のから芋ほりを始めて1ヶ月ちょっと、のこり3分の1をきりました。

そこでこんな台風がくるとは↓

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フォード7840とグリメ75-20

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芋のコンテナです。
1日畑の状態によりますが
6基~20基掘ります。

15haの馬鈴薯(ジャガイモ)残り4ha、11月入る前には終わらしたい・・・

2010年2月23日

堆肥運び

冬の畑作農家の仕事は限られています。

秋に収穫した作物を箱詰めして出荷。
倉庫、車庫の掃除。
農業外のアルバイト等です。

自分の場合は大型ダンプを持っていたので、近所の農家の堆肥運びの請負いをしました。

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ちょっと見難いですが、ショベルから見た堆肥場です。

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毎日約400キロ走るので、かなり堪えます。
特に腰に・・・

今年は2件請け負って、62台分運びました。

2010年5月13日

春の作業

どうもお久しぶりです。


天候不順により農作業がものすごく遅れています。

うちの長芋掘りは4月の27日頃に始まり、先週の7日終わりました。
幕別町で一番遅かったらしいです↓


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本当に去年の長芋は出来が悪いです。
掘りながらため息しか出ません。

現在は馬鈴薯の植え付けを行っています。

その様子は次回にします。

ではまた。

2010年7月 1日

最新鋭トラクター

前回。次は馬鈴薯ネタをすると言ってたんですが、写真を撮り忘れたので最新のネタを書きます。


936

このトラクターはドイツのフェント社製936バリオというトラクターです。

エンジンはドイツファール社製360馬力
ミッションはCVT
値段 約2300~2400万円

詳しいスペックは分かりません。

多分MSKが世界農機具展用に用意したトラクターだから、色が変わってたり、マフラーのガードがメッキパーツ付いてたりしてるみたいです。

他に、黒いのや、ノーマルの緑が売られたみたいです。

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運転席の右側にあるコントローラーとモニター類。

モニターでバリオの設定等を行います。

バリオとは。
例えば、プラウ等の作業をする時にスピードを時速10キロと設定した時。
平地ならエンジン1500回転前後、坂エンジン2000回転とかにコンピューターが自動で制御する機能。

これをすると燃費が良くなって、1日作業したら150馬力クラスのトラクターと燃費が変わらなくなります。

ちなみにこの写真を撮った所は個人の農家さんです。

ジョンディアの350馬力と比べる為に持ってきてもらったそうです。

ゆくゆくはこんなトラクターを乗って仕事がしてみたいですね。

プロフィール

CROPS

「十勝アグリカルチャー・コミュニティーサロン・創造プロジェクト」通称CROPS(クラップス)。メンバー10名のうち5名が生産者、平均年齢25歳。 2007年2月発足。同年夏に帯広ホコテンに参加。農作物の販売と飲食提案・販売。多くの人と出会い、学びながら、十勝の農業と食を最大限に活かした、地域の向上と活性化を目指す。

CROPS 堀田隆一

1983年、北海道士幌町生れ。帯広農業高校、札幌農業専門学校を卒業後、イタリア料理店に勤め調理師の資格を取得。2006年に農業後継者として士幌へ。実家の42haの耕作地で、蕪・長いも・水菜・馬鈴薯・甜菜・小麦・スイートコーンを生産。その他、西洋野菜・京野菜・ハーブを約30品目ほど生産、販売経路を模索中。

CROPS 佐藤朋康

1981年、幕別町生まれ。帯広農業高校、士幌町の農業特別専攻科卒業後後継者になる。作付け面積は64ha、馬鈴薯・小麦・人参・スイートコーン・蕎麦・長芋・南瓜を作付け。十勝からお届けする農家の日々をお伝えします。

CROPS 山田洋輔

1983年、士幌町生まれ。地元工業高校卒業後カーディーラーに整備士として就職後に実家へ。農業就農者となる。キャベツ・小麦・馬鈴薯・甜菜・長芋・小豆・大正金時・イチゴの苗を栽培。その他、紫キャベツとパプリカの栽培を試験的に挑戦中!

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