5回目のCropsセミナーは十勝は芽室の農家さん松久温美さんとJA芽室農業振興センターの西谷さん
にお話を伺いに芽室農協まで行きました。
この方が松久さん。
松久さんはビート(甜菜)のほかに野菜(大根、ブロッコリー、白菜、キャベツ、レタス、ごぼう、長芋)
を生産する農家さん。
自ら販路(売り先)を開拓するなどこれからの農業者にとって大切な心掛けについて教わりました。
この方が西谷さん。
以前は種苗会社にいらしたとの事で、栽培技術、沢山の農家さんを見てきた方なので、これまでの農業の傾向とこれから、また私たちのような新米農業者に望んでいること、またご指導を頂きました。
このお二人から共通して教わった事は、『今のうちにもっと世間を見なさい』
これは今回のセミナーにかかわらず、すべての講師をして頂いた皆さんが口をそろえて行ってました。
その他『私たち(若手農業者)が今すべきことは?』
と言う問いかけに対しては、
・視野を広く色々見る事
・畑によく出る
・知識より経験!
・基礎
・作物をよく観察すること
だと言われました。
この項目一つ一つを大切に胸に置いてこれからの農作業頑張ります!
それとこんな話題にもなりました。
「本州の農家さんはここ十勝よりずっと小さな畑なのに、家の大きさは変わらない。なぜか?」
こんな御答えがありました。
「ここ十勝は 稼ぐ=栽培面積を広げる と言う思考に対して本州は 稼ぐ=少ない畑をうまく使おう となる、これが大きく違う、十勝の規模拡大は言い換えるとコストもついて来る、が本州はいうなれば低コスト思考」
この御答えを聞いてまた一つ考え方に幅が出来ました。
いよいよ春を迎えます、このセミナーで教わった事を1つ1つ噛み締めながら農作業に励むぞ!!
コメント (2)
今晩は、おせっかいをひとつ。
自分は、学生のとき自習先のおじさんに教えていただいて今も実践していることがあります。
それは、観察が大切なのですけどそれらを数値化するということです。
機械のセットでもうまくいったときメジャーをあててあちこち測定すると、機械を付けた時にそれでセットして畑で微調整すると、そうしたらベストの状態を作るときに時間がかからない。
そしてメモを取る。今の時代は写メールかな。
砕土整地から施肥は種の段階でも深さはかなり初期成育に影響します。
カルチなんかは根の深さと広がりをしっかり確かめてから機械を作って根を切らないようにしないとぴたっと止まっておがらなくなったりとか。
自分は親父がいないので本で勉強しました。
いろいろ情報はあるけど、自分の目的に合っているかどうかはやってみないとわからない。中身ではなくタイミングの問題だったり。
試験するときは絶対あきらめないで最後の最後まで突き詰めてください。
すると失敗の中からヒントが出てきます。
自分は、資材を試すときは、セールスマンに実績調査をお願いしています。
無理だったら普及員の方に頼むときもあります。
いい加減なやつだとビビッて来なくなります。
そういう人からは物は買いません。
数字はうそをつきませんし冷静に判断する癖も付きます。
お金が絡むからやっぱり冷静なところを残しとかないといけません。
自分は、ちょっと無鉄砲というか授業料多かったので、若い人にはそういうところはまって欲しくないのです。借金は怖いよおおおおおう
日誌もたまってくると本当に役に立ちます。
失敗は成功の元です。自分も負けないように頑張りまっす
投稿者: no-ota | 2009年3月21日 18:49
日時: 2009年3月21日 18:49
☆no-otaさん
なるほど、勉強になります。
「数値化」ですね。よし!これからの農作業それを頭に置いて、そして手帳に書き留めて仕事します!
>いろいろ情報はあるけど、自分の目的に合っているかどうかはやってみな>いとわからない。中身ではなくタイミングの問題だったり。
> 試験するときは絶対あきらめないで最後の最後まで突き詰めてください。
>すると失敗の中からヒントが出てきます。
この言葉がすごく響きました。
このセミナーで本当に私も含め参加者みんな視野が広がりました、そして知識や関心も以前よりも高くなったのではないかと思います。
だからこそこれからは実践あるのみ!
これから各自ここの農業経営にどう生かしていくか、このセミナーをきっかけに知り合ったメンバー同士切磋琢磨していきますので、どうかこれからも見届けて下さい!
投稿者: hotta | 2009年3月22日 01:30
日時: 2009年3月22日 01:30