産地にいると本当に時々「こんな贅沢なこと...」と思える時があります。
今回は「ジビエ」のお話し。
十勝には「ELEZO社」という、ジビエ食材を提供されている会社があります。
扱っていらっしゃる商品は、
エゾ鹿・雉鳩・蝦夷雪ウサギ・蝦夷雷鳥や蝦夷豚・北海地鶏Ⅱ...。
どれもとても美味しいのですが、なかでもエゾ鹿は絶品。
猟期になれば、2歳のメス、2歳半のオスというレストランのオーダーに応じて、
ハンターさんが狩猟してきて、解体し販売するというプロ集団です。
さて、そんなELEZO社さんが、月に1回だけ開催するディナー。
これがディープで美味なのです。
毎月あっという間に定員になってしまい、なかなか伺うことができなかったのですが、
ついについに...行ってきました!
最初のアミューズは、鹿のブータンノワール。
鹿の血のソーセージです。
豚のモノに比べるとあっさりとした味わいで、苦手...という方でも
これならいただけると思います。
ついで、自家製ハムやサラミなどの盛り合わせ、
料理の名前は「エレゾの杜」
豚、鹿の様々な部位を使った盛り合わせです。
どうしても残ってしまう部位を上手に利用しようと、ELEZO社さんでは加工品も扱っています。
そして、この加工品が...一級品なのです。美味美味。
そして、鹿の舌を使った温かい前菜。
鹿の舌って長いのね~(笑)などとのんきなことを話しながら...。
触感がとても良いのです、固すぎず、柔らかすぎず...。
こちらは冷たい前菜。
鹿とフォアグラを使ったテリーヌ。
ここまで、どれを食べても美味しかったのですが、
最後は...最後は...なんと...
熊肉の赤ワイン煮込み!!!!!!
すごい、ガツンとした野性味あふれる味です。
そして、繊維(筋肉)の1つ1つが太い!!
初めて、熊を食べましたが、なかなか美味。
獣臭が苦手...とおっしゃられる方も多かったのですが、
私は大丈夫~♪付け合せのゴボウが、熊の香り漂う口内をさわやかにしてくれました。
とにかく、なんとも豪華なディナー。
これでおいくらだと思いますか?
なんとなんとなんと(3回繰り返しちゃった)
今回4000円ですよ!
PR的な目的もあるのでしょうが、それにしても東京のレストランでいただいたら
3倍の値段はするのではないでしょうか?
ハンターさんが自らサーブしながら、説明してくださる...。
実に実に...、贅沢な夜でした。