ダシのこと
2008年03月22日
ダシを覚える~パート4
ダシ。
なんとなくとってみようかなという気になって、
スーパーの売り場に行ってはみたけれど・・・
困るのは、
いろいろ材料が並び過ぎて、
どれを買っていいのか迷うこと。。。
そこで今日は、
素材別に選び方を少し書いてみます!
■日本のダシキング、鰹節
まずは市販の削り節パックで十分!
・なるべく製造年月日が新しいものを選ぶ
・パックは使い切ること。酸化してまずく、臭みも出てきます
・冷暗所に保管
・できれば、ビタミンCなど無添加のもの
ちょっとこだわりたいときには、
こんな本場のお取り寄せも便利!
築地「伏高」
伏高のご主人いわく、
東日本の方には枯節を、西日本の方には荒節がおすすめだそう。
ちなみに、こうやって削った鰹節をまとめ買いするときには、
冷凍庫をどっかり空けて保存してくださいね。
鰹節の脂は、光と酸素と高温に弱いので。
■お惣菜の味方、煮干し
私の大好きな煮干しも、鮮度の良さが一番大事!
・「く」の字形に背中が内側に曲がっているものを選ぶ。
反対に反れていたりするのは、鮮度が悪いです。
・小ぶりで見がしまっている
・背中は黒光り、腹側は銀白色で美しいもの
私は頭とワタをとりますが、
「水出し」で一晩つけるのなら、
丸ごとそのままでもおいしいダシがとれる、
という意見もあったりします。
そこはお好みで~としかいいようがないのですが、、、
ワタには食べたものがいろいろ濃縮残留しているので、
私としてはあまりオススメしないです。
■ダシの土台、昆布
どんな料理にもあう上品な香りと味は、やはりいい昆布から。
で、いい昆布とは、
・幅広
・肉厚
・黒光り
が基本。産地なら羅臼昆布が望ましい。
でも、私たちは料亭の板さんでもないので、
お手頃価格の利尻昆布がおすすめ!
日高昆布というものもありますが、、
繊維質が柔らかいので早く煮えるので、
ダシというより食べる方向きかな。
おでんや昆布巻きにどうぞ!
あと、「早煮昆布」という商品もありますが、
一回蒸してあるものが多く、ダシは出ません。
食べるが吉!
■旨味の女王、干ししいたけ
かさが肉厚で開いていない「どんこ」、
かさは開きぎみで薄っぺらい「こうしん」、
があります。
どんこは濃厚なダシが出ますがお値段も張るので、
こうしんでもちろんOK!
・開ききっていないもの
・かさの裏部分が黒くないもの
・軸がしっかり太く短いもの
がおすすめ。
こうしんは、
肉厚でない分早く水分を吸ってダシもよく出るし、
煮えるのもスピーディー。
お料理の使い勝手がいいです。
以上、今日は和食・基本ダシの選び方でした。
次回は、前々回ご紹介した応用万能ダシでお料理しちゃいます~^^
お楽しみに。
■食べるキレイ道その4~ダシは素材選びからが大事~
鰹節、煮干し、昆布、干ししいたけ。
もし、売り場でどれを買おうか迷ったら、
一番安いものと一番高いものを手にとって、
よ~く見比べてください。
色、厚み、ツヤ、重さ、、、
いいものは美しいってすぐにわかります。
頭で覚えた知識ではなく、
そういう五感を使って
食材と真正面から向き合ってみる経験も
キレイのトレーニングには大事です!