5月後半~6月前半の日曜日、フランスでは、キリストの聖霊降臨をお祝いする「パンコート」という祝日があります(復活祭後7週目の日曜日、移動祝祭日です)。
フランス南西部・ラングドック地方では、フルーツの砂糖漬けをアーモンド風味の生地にたっぷりと入れた「コロンビエ」というお菓子でパンコートをお祝いする習慣があります。
コロンビエとは、鳩小屋の意味。なかに、白い鳩(コロンブ)の形をしたフェーブを入れて焼く、伝統菓子です。この鳩が当たった人は、一年以内に結婚できるとも言われているお祝い菓子。誰もがどきどきしながらいただきます。