おいしい食材の選び方や保存術
2008年04月01日
キャベツ半分をうまく使い切ろう!
今回のテーマは「キャベツ」。
キャベツなら1/2個でも、すぐ完食できます。
旬のキャベツをたっぷり食べて、ビタミン美人になりましょう!
今の季節、春キャベツは、柔らかくて甘みも抜群、美味しいですね。
冬キャベツは色が浅くて巻きがしっかりして重いですが、
春キャベツは、外葉は赤みを帯びて少しカールし、巻きがゆるくて色が濃いです。
そのまま刻んでサラダに、またサッと煮込んだ料理や炒めものに向いています。
生でいただくなら、千切りにしてトンカツやフライの付け合わせに、
大きめのざく切りにしてそのままパリパリいただくのも美味しいです。
柔らかくてみずみずしいのが特徴なので、野菜炒めやパスタに入れても
甘みがあり美味しいです。
私は余ったら千切りにして、胡瓜や人参の千切りなどと合わせて、
軽く塩もみをして即席漬けを作ります。
数滴の醤油を落とし、すり胡麻を振りかけると、ご飯ととてもよく合います。
<美味しい春キャベツの見分け方>
キャベツも白菜と同様、断面が盛り上がっていない、芯がやや小さめのものを選びます。
葉の色は、濃い緑色でツヤがあり、ころっとした丸い形のものが美味しいです。
<保存法>
キャベツを使った後、冷蔵庫にしまうときは、面倒でも必ずラップをかけてくださいね。
新聞紙で包み、ビニール袋に入れておくと、かなり長持ちしますよ。
丸ごと一個買われた方は、芯の部分をくり抜いて、湿らせたキッチンペーパーを
詰めてからラップをして冷蔵庫にいれてください。
こうすると長持ちして、いつでもシャキシャキのキャベツがいただけます。
<ビタミンたっぷり>
キャベツには、ビタミンC・K・Uなどが、豊富に含まれています。
色の濃い外側の葉に、たくさんのビタミンCが含まれます。
ビタミンCは水溶性なので、サラダにする時は、洗ってから刻みましょう。
切ってから水に放つと、せっかくのビタミンが流出してしまいます。
また、熱にも弱いので調理法を工夫します。
電子レンジで下ゆでしたり、そのまま炒めるのがよいと思います。
熱を加えると、生のままより失われるビタミンは多いですが、その分たくさんの量が食べられます。
ビタミンKはあまり馴染みがないかもしれませんね。
こちらも水溶性で、カルシウムの排出を防止し、骨を丈夫にします。
ビタミンUは、(正式のビタミンと認められていませんが、)ビタミンの仲間で、
胃の調子を整えてくれます。
キャベジンなんて名前の胃薬品がありますね。その昔、キャベツは薬用でした。
また、野菜の中で、にんにくに次ぎガン予防の効果があるとも言われています。
広島焼きやお好み焼きのキャベツは、水気の少ない冬キャベツを使った方が美味しくできます。