おいしい食材の選び方や保存術
2008年04月15日
じゃがいも
大根・白菜・春キャベツと書いてきましたが、今回は人気者「じゃがいも」です。
一般的にじゃがいもの収穫と言えば秋ですが、春にお目見えする新じゃがも美味しいですね。
春の新じゃがは、小粒で皮が薄いのが特徴で、とってもみずみずしいです。
<美味しいじゃがいもの選び方>
ぷっくりとしたハリのあるものをお選びください。
シワがよっていたり、傷がついているもの、芽が出ているものは避けましょう。
じゃがいもの芽には、ソラニンという有毒物質が含まれていますので、きれいに取り除いて
調理します。また、緑色になっているものは、日光があたり過ぎて変色したもので、
えぐいのできれいにむいて取ります。
<保存法>
暗くて、通気生のよい場所に保管してください。じゃがいもは冷蔵庫に入れません。
<種類>
ホクホク感がおいしい男爵いも、煮くずれがしないメークイン、この2種類が一番たくさん
市場に出回っています。最近は、めずらしい「インカのめざめ」や「べにあかり」のような
品種も目にするようになってきました。
私は、コロッケやポテトサラダは男爵、カレーやシチューにメークインを使っています。
一人暮らしだと、使わない間に芽が出てくることがありますので、お好みで
どちらか一種類を選び、早めに使い切ることがポイントです。
<栄養>
じゃがいもは、ビタミンCが多く含まれています。じゃがいものでんぷんがビタミンCを
保護しているので、加熱してもビタミンCが壊れにくいのが特徴です。
ビタミンCをたっぷり含んだじゃがいもを食べていると壊血病(かいけつびょう)にならないので、
昔から航海でも重宝されていました。
またカリウムもたくさん含まれて、体外に塩分を排出する働きをするので、
高血圧の方にもお薦めです。
その他、ビタミンB1/2/6も含まれています。
じゃがいもはアルカリ性食品で、カロリーはご飯の半分です!
<新じゃが・オススメの逸品>
新じゃがはキレイに洗ったら、そのまま皮ごといただくのがオススメ。
きれいに洗って、こするように水気を拭き取ります。鍋に揚げ油を入れ、
じゃがいもを入れてから火をつけます。そのまま160℃位で素揚げします。
竹串がスーッと入るようになったら、温度を少し上げてから取り出します。
揚げたてに塩をかけていただくと、アツアツ、ホクホクで美味しいですよ。
それでは、来週はじゃがいもレシピが満載です。お楽しみに待っていてくださいね。
じゃがいもは、意外と低カロリー。
ご飯の半分です。
じゃがいもは、フランス語で「大地のりんご」と呼ばれています。
栄養価の高い、すぐれた食材で、多くの人を飢えから救ってきました。