その他レシピ
2008年06月17日
初夏に作る簡単保存食(その2)
前回に続き、初夏に作る簡単保存食をご紹介いたします。
今回は「梅」と「らっきょう」。どちらも、今が旬の食材です。
梅は、せっかくなので2種類のシロップを作ってみました。
梅・砂糖・蜂蜜、たったこれだけの材料で2種類の梅シロップが出来ます。
作り方も、すごく簡単。ぜひトライしてみて下さい!
<梅のシロップ>
(材料)
梅 500g
グラニュー糖 500g
竹串
1.梅を水洗いして、きれいに一つずつふき、梅のなり口のホシ(軸)を竹串で丁寧に取り除く。
2.竹串で梅に数カ所穴をあける。
3.梅と砂糖を交互に入れて、砂糖が一番上になるようにして、蓋をする。
4.水気が出て来たら、お砂糖が早く溶けるように、瓶ごと揺するか、時々かき混ぜること。
5.漬け込んで10日くらいでシワシワになった実は取り除く。
※砂糖はグラニュー糖以外でも大丈夫です。
上白糖・氷砂糖・グラニュー糖は、すっきりした薄い琥珀色に。
三温糖・ザラメを使うと、コクが出ます。お好みで選んでください。
<梅のシロップ・蜂蜜漬け>
(材料)
梅 250g
蜂蜜 300cc
竹串
1.梅を水洗いして、きれいに一つずつふき、梅のなり口のホシ(軸)を竹串で丁寧に取り除く。
2.梅を保存瓶に入れて蜂蜜を注ぐ。
4.時々瓶ごと揺するか、かき混ぜること。
5.漬け込んで10日くらいでシワシワになった実は取り除く。
<作るときの注意点>
・梅は、青梅が一番たくさんシロップが抽出でき、シロップ作りに向いています。
熟した梅は、梅干し向きです。
・瓶は熱湯消毒しておきます。熱湯が使えない容器は、焼酎で拭いて殺菌します。
梅の実が飛び出していると、そこからカビが生えることがあります。
・少々の発酵ならそのままで大丈夫ですが、ブクブク発酵が進んできたら、
実を取り出して、シロップを鍋に入れて火にかけましょう。
アクを取り冷めてから冷蔵保存してください。
<シロップの利用法>
・炭酸や水で割る
・かき氷のシロップ
・ヨーグルトに
・牛乳と合わせると飲むヨーグルトのような飲み物になります。(美味しいですよ~)
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次は、らっきょうの甘酢漬けです。
塩漬けしないで作るので、簡単に作れます!
<らっきょうのいきなり甘酢漬け>
(材料)
らっきょう 500g
鷹のつめ 1~2本
酢 300cc
水 100cc
砂糖 150g
塩 15g
1.らっきょうを手早く洗い、包丁でひげ根の部分と芽の先端部分を落とし、水気をふき取る。
2.甘酢の材料を鍋(酸に強いホーローがお薦め)に入れ、沸騰してきたら火を止める。
3.保存容器にらっきょうを入れて、冷めた甘酢を加える。
※酢は、米酢・穀物酢・玄米酢・りんご酢などお好みのもので。
※写真は、1kgのらっきょうを漬けました。そのため鷹の爪は3本いれてます。
またホーローの鍋に入っていますが、その後、保存瓶に入れ冷蔵庫で保存します。
<作るときの注意点>
・新鮮な土付きらっきょうで作ると美味しいです。
また、買ってきたらその日に漬け込む事が大事です。すぐに芽が伸びます。
・浅漬けなら1週間くらいから、食べ頃は3週間後くらいです。
・根や軸を深く切りすぎないのがポイント。深く切りすぎると甘酢がしみ込み過ぎて
柔らかくなるので注意します。
<らっきょう漬けの利用法>
・サラダのドレッシングに刻んで入れたり、酢豚なのどの料理に。
・甘酢もドレッシングや肉団子の甘酢あんかけのタレなどに。
作る前に、広口の保存瓶を用意しておきましょう。
今回、梅のシロップ漬けに使用したのは、イタリアのBormioli Rocco(ボルミオリ ロッコ)社のブルートップジャーです。
ブルーの蓋が涼しげで、とってもオシャレ。
キッチンやリビングに置いても可愛いし、オススメです。
雑貨屋さんや、インターネット通販で手に入ります。
お気に入りの保存瓶を見つけて、保存食作りを楽しみましょう!